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いじめ、反対!

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昔、いじめに関するエントリ2書きました。最近、いじめに関する悲しいNEWSがありました。野田総理のコメントはご立派とも思いましたが、総理にコメントさせちゃ教育委員会も学校も立つ瀬ないですね。私見ですが、困った世の中です・・・

自分がいじめられてた体験と比べても、いじめの撲滅に奔走する先生にはそんなに出会ってきませんでした。見ないふりなのかどうか別にして、いじめられっこだった自分はただただ、そんな周囲が救ってくれなんかしない、どうにかして自分の力でどうやって脱却するか、どうやって耐えようか、そんなことばかり考えていました。だって、「まだ死にたくない!」の一念でしたから。。。

手を差し伸べてくれた友人や恩師ももちろんいます。タイムリーだったかは別にしても、親にもケアしてもらい、今こうして私は生きていることできてます。自分ひとりでは解決できない。でもいじめられている時には少なくとも周囲には味方は極めて少ないのです。泣きながら、痛みをこらえながら、明日こそ少しでもいい日になりますようにと、祈るように流れる日々と必死に向き合って生きていた気がします。

いじめ体験をスルーしてきた大人達だけでどんなにがんばっても、いじめを撲滅するような運動を積極的にできるとは思えません。先生だろうが教育委員会だろうがPTAだろうが、親だろうが。ノウハウがないわけですから。体験者の経験やスルーしなかった周辺関係者が持つ教訓を取り込んで活かしていく仕組みが重要な気がします。

昔のエントリでも書きましたが、大人のいじめはさらに陰湿な気がします。それに直面している大人はなおさら、子供のいじめに目を背けていたりしないでしょうか。でも体も知能も未熟な子供たちはもっとつらい思いもしているに違いありません。いじめる側にいた人、今いる人は、それで自分は問題ないと、本当に思っているんでしょうか。もっと前向きに取り組まないと、いじめは減らないと思います。日本に限った話じゃないけど、みんなで取り組むべき課題と思います。

今回のNEWSもそうですが、第一歩は、「いじめの存在を認める」ことであり、そこをごまかすことが一番の罪と私は思います。確かに大人のいじめの場合は、「生活」や「職」がかかっており、非常に逃げ場のせまい環境にありますが、子供の場合は前述のとおり未熟な「心体」でその過酷な環境と向き合わなければならないのです。

実は私の家族、周辺の隣人環境にも、この問題が存在します。積極的に対処しようとする親御とそうでないのとはっきり分かれてしまっています。仕返しが怖くても、大人が逃げたらおしまいと思います。みんなで立ち上がって、適切に対処したいのに。そういう状況において、特に加害者の親は総じて「最低の人間」です。

いじめの質は残念ながら自分の昔以上にエスカレートしているようですし、我々大人が毅然と言動していかないといけないなあ、と自分を棚上げせずに、まずは自分が直面している問題には立ち向かっていくつもりです。少しでもみんなで頑張って改善していけたらなあと思います。

最後に、いじめられてる人へ。

貴方は一人じゃない。でも身近に助けてくれる人がなかなか見当たらないのですよね。でも、一人じゃないんですよ。ちょっとだけ辛抱して周囲へ、家族や友人、その他誰かをみつけてちょっとだけ勇気を出して頼ってみてください。その瞬間はすごい辛いのだろうけど、必ず貴方を助けてくれる人はみつかります。先かもしれないけれど、貴方の苦労は必ず、報われます。ちょっとだけ勇気を出せば、きっと、同じような体験をした「大人」が貴方を助けてくれます。

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