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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

電王、やっぱりそれなりに面白くて楽しめてしまった(3)・・・ディエンドはかなり演技上手くてディケイドじゃなかったらもっと評判あがったっぽい(苦笑)、あ、それよりも8月のW、やっぱ楽しみ♪是非3Dで!!

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さてさて、REDとBLUEのあとは、ついに神じゃないライターの脚本による最終作YELLOW、正直あまり期待せずに行ったのですが、意外な収穫が・・・

 

というわけで、ネタバレ嫌いな方々とはここでご機嫌よう(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふー、このくらいで許してください^^;

 

えー、まず最初に、今回は予告通り、ディエンドが主役ですけれど、まあ、

 

やっぱり、脚本は大事ですねえ。特にライダーシリーズは。

 

正直大人には面白くもなんともない、駄作です。

ディケイドと一緒。細部への配慮、深みもなし。(ただ子供には普通以上にうける気はしました。長男も面白かったとは言ってましたし)

神が脚本書いてないんで(監修になってました)、まったく泣けません。泣くために行ったわけじゃあないけど、それにしてもがっかりです。。。

 

たぶん、ワタシ的には、

 

最後に流れるW劇場版予告が、全てを救ってくれます(涙)。

 

え、マリア?ってシュラウドとは違うの??まあなんでもいいや、なんせフィリップの母は杉本彩だったのか!!いいなあ(爆)

 

 

 

あ、もとい、本編に戻ります。。。

 

そうそう、ただし、ディエンドはなかなか好演技でした。もったいないね、なんで彼は2号ライダーだったんだろね(苦笑)。

ライダーモノの劇場版ですから、どこまで一般論で評していいかは悩ましいところですが、まあそれぞれのファンの方々にはすみませんが、ゼロノスや幸太郎に比べればちゃんとしてる。今回はコハナも演技が荒くて、ちょっと見苦しかった。たぶんそれぞれがだんだんオトナになっていって、いろいろな思考や志向も加わって、ある配役に成り切るのが抵抗でてくるのかなあ。

 

ただ、さすがそこは電王なので、モモタロスやウラタロス達がいろいろ憑依することで、すべてを解決してくれます(爆)。

 

今回はモモタロスも早速に登場し、俺の必殺技パート3を披露してくれます。細かい工夫なんだけど、「俺、参上!」を毎回連発することになるため、決め台詞ほきちんと、ビシッとキメルのは毎作で1回だけです。あとはちょっとおちゃらけだったり邪魔が入ったりと。でもこれは必須アイテムだからね。

最後くらい本家良太郎に出て欲しかったけど、最近はCMから何から大人気だし、あのキャラに戻りたくないんだろうね。でもちょっと残念ではあります。だってコタロウは本当は良太郎とは(時代)別キャラなんだから。どうしても(特に大人は)良太郎にコタロウを重ねるのはかなり切ない感じがするよ・・・

 

とにもかくにも、「ダイオキシン」ならぬ「ダイキ」つまりディエンドが「お宝」を恥ずかしげもなく連発して、ストーリーが進んでいきます。

超、超カッケー、新型京成スカイライナー・・・あっ、間違った(爆)、デンライナーが何度も走り回り、これに関しては今回も大満足、素晴らしいの一言♪

 

(余談ですが、スカイライナーは色が赤だったらホントにそっくりです。ぜひご覧あれ。笑)

 

ディエンドは欲しかったお宝を獲り損ねた際に台無しにした、「時間警察ライダー」、要はエセ電王の幼少期の傷を修復すべく、時間の修復に努めるのですが、それを違法だ断罪すると主張するのがそのエセ電王なんです。ただ、たぶん時間を飛び回っているので理屈はなんとかなるとは言え、2年前に幼児だった彼がすっかり青年になっている違和感はずっと払しょくできないんですよね。やっぱり脚本が弱い。

 

一応、モモ、ウラ、キン、リュウ、それぞれ変身して最後はテンコモリだし、あと、なんとディエンドの遺影フォーム・・・違った(爆)、コンプリートフォームが登場、しかも、そこに並ぶ遺影・・・違った(爆)、召喚ライダーは、

 

「ゲキジョウバン!」

おおーっ!(劇場での親子の叫び声)

 

数の問題なのか、なんとスカルまでいます!これにはみんな親子大喜び、今までの眠気がようやく吹っ飛びました。

そしてスカルも一緒にみんなでライダーキッーーーーク!・・・エセ電王を形成する人工イマジンを破壊し、そして世界が平和に戻るのであります。

 

 

今回はディエンドの予想外の演技と、でも総合的には予想通りのダメ脚本を痛感する観賞会になったのでした。

 

ディエンドの場合はガン・フォームとかなり共鳴できるので、そういう意味では良いキャスティングだったといえるでしょう。俳優もがんばったし。

 

スカイライナー、違った(笑)、デンライナーも相変わらず「鉄の人」からみたら、かーなーりー魅力的な電車です。相変わらず。

過去ライダーシリーズでいろいろみた演出で、何度もいいますが、枕木と線路が少しずつ登場してデンライナーが縦横無尽に走り回っては線路も消えていくという、あの図式は、当分名作中の名作なんじゃないかと、私個人は思います。ホントに素晴らしい♪

 

ちょっと意外だったのが、ディケイドBGMは封印され、基本的に電王BGMだったこと。ただし、ディケイド陣の意地もあったのか、一部電王BGMがあらたにアレンジされていて、これがまた、

 

個人的に、無意味で不快。

 

ボクはこういうのが今回がっかりでした。主題歌はまあいいですけど、できるだけそのまま昔を残す「我慢」も今の時代には必要な気が。

くだらないかもしれないけれど、息子が今ウルトラマンエースを観るのも、時代を超えて感じたいものがあってこそではと。

ちまちまアレンジをするよりは「敢えて徹底的にしない」方がいいと私は思います。今回この3作目は、なんか電王フレーバーを少しだけディケイド・アレンジしようと葛藤してしまった中途半端が、作品的にCSを下げた気が正直してなりませんでした。(まあ、考えすぎなのかも知れないけれど)

 

 

とはいえ、確かにこの3部作という試み、個人的には超良かったなと。

 

やっぱり、

「電車」という便利さ&早さのある、しかも大きな輸送能力を持つ交通手段のインパクト、

「俺、参上!」に代表される、子供番組の枠を超えた言葉遣いの悪さ(笑)、

イマジンが憑依するとキャラも能力も(声優のおかげで)変わるという斬新なバリエーション設定、

 

 

結局、それなりに楽しめました。

 

ライダーもので最近特徴的と思うのは、幼児から少年少女、青年、オトナは主婦から父親までいるわけでして、その広範囲をカバーしようとする映画技術って、かーなーりー、稀有だと思うのですね。

だから全体最適にも限界はあると思うのです。ただ、もうちょっと最後の章なんだから、がんばってほしかった。限界をみたかもですね。

 

 

そういう意味で、もう電王シリーズは、TV版次回作を作らない限りは、やめた方がいいように思いました。

(おしまい)

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