秋の本格的到来は、実はビジネス的には営業活況の終焉に等しいという、危機感を持とう。
優秀なアカウントセールスは、表題の危機意識を持ってほしいなあと、全体間として思っています。
何度か言及していますが、本年のQ4=来年のQ1です。「≒」というよりは基本的には「=」で、悪くすれば「>」です。つまり、よっぽどラッキーがなければ「<」にはならないのです。
普通の企業は、年末年始をはさんで、例えばわれわれコンサルタンシー(コンサルティング企業のこと)に前年以上に翌年初から仕事をくれるなんてことは、きわめてまれなのです。
前年から翌年への布石をうちまくって、それでようやくイコール「=」になるわけで。実はQ3終わり(当社の場合9月)からQ4前半(10月~11月初旬)にがんばって頑張って、ようやく翌年が迎えられる。
でも、
最近の業界、みんなノンキだなあ・・・大丈夫?!
コンサルティングの場合は長期案件って基本的になくて、2とか3ヶ月の期間の繰り返しなので、営業を怠ると「フェードアウト」か「ブレイク」なんです。つまり「契約がじき終わる」ってことです。
これが嬉しいアカウントマネジャー、どこにもいないと思うんだけどなあ。
みんな、脳天気とはいわないけど、ビジネス・ライフサイクルより悠長な構えで営業しているなあ。
そんなスローにやってたってダメだと思う。24時間仕事するのも違うと思うけど、1営業日あたりの労働時間って意味じゃなくて、その日にすべき営業活動をちゃんと全部終える必要がある、営業後のサービス・デリバリもきちんと毎日すべきことを完了させる(努力を少なくともする)必要がある、と思っています。
でも・・・基本人材ビジネスな気がする割には、
みんな、トロいよ・・・仕事に関しては、もっと生き急ごうよ!
今、
クライアントあたりの(例えばコンサルティング向け)外注総予算が減っている。
各クライアントの1案件あたり予算が減っている。
各クライアントの1案件あたり発注期間が短くなっている。
そして各業界あたりのコンサルティングニーズ自体圧縮されている。
のです。
そんな中、十分営業スキルがあればともかく、チャレンジ中の人は、もっとしゃんとしないとマズイですよ。そんなビジネスは甘くない。
小口か大口とか、短期か長期かじゃなくて、コンサルすべき案件を、すべきクライアントに提案し、獲得して、きっちりそこで成果を出すべきなんだよね。それがサービス業の使命であり宿命ダヨ・・・