出来の悪いハズレ社員を、それでも使わなければならない時・・・
人材ビジネスに注力するようになって、個人的には人使いが以前より寛大になった気がします(笑)。
とはいえ、コンサルティング業界は所詮、優秀な人材集団での仕事が前提といえば前提。当然、能力について人を見る目は厳しい。
誰だって、最初は優秀とは程遠い新米、新人なんだから。なかなか期待通りに仕事ができなかったりする。でも、そうはいっても周囲のみる目は厳しい。
そういう厳しい目をかいくぐって(?)、なんとか立派に成長した人のもとで、部下・後輩として働くとなると、当然、またその指導はとっても厳しいものになっていくわけですが・・・
とにかく最近の世代GAPというのは3年刻みなんて言われるくらいでして。そんな単純には技術伝承できないのです。
ハズレというのは簡単ですが。
でも自分だって昔は結構ハズレっぽかったのでは?と思っています。(爆)
なので、自分として指導したいのは、「教えを乞う」とか「技を盗む」ための行動様式、コミュニケーション姿勢についてのみがフォーカス・ポイントであり、本質的な技術の教育とか、技能講習については、(乞われれば話は別ですが)私からやってあげるなんて興味がまったくありません(苦笑)。
当人自身ができるだけ楽に仕事上の目標(出世、報酬増、名声獲得等)達成できるよう、そのための助勢環境を提供したいのです。
そこから先は、はっきりいって当人の努力ですからね。自分の人生、自分でガンガって、己の力量でその目標をつかめっての(笑)。
そうやって思うと、出来が悪かろうが「ハズレ社員」なんて口から出てこないんじゃないの?って思うし、そんなのが一定割合いる中で、己の力量で、総合的にはなんとかする(=クライアントの期待に見事に応える)のが、己の真骨頂だと思うんですが。
でも、にもかかわらず、上も下もぶーぶーブーたれてる(泣)。
なかなか若手・中間層の頃だとそうそう実感できないんだけど、いつかはちゃんと気付いてくれるし「永遠のハズレ」ならちゃんと淘汰されますって。双方で組み合わせの不運を言っててもしょうがないと思うなあ。
我々のマーケットを世界的にももっともっと競争力高めようと思うのならやっぱり、
もう少し、あともう少し、オトナになりましょうや。
(注)弊社も含め特定企業を指してコメントしているものではありません。