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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

「キャッチアップ」ってのは「先を走ってる人を必死で追いかけて追いつく」ことなんだ!

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どうも無神経というか、物事に思考を働かせずに超事務的ルーティーンで仕事する人が最近多い。

 

現在の、目の前の事象に対して、「それで良し」じゃなくて、「もっと良くする方法や工夫がないだろうか」と考えないで仕事をしている。

頼んだ作業がそのまま素直な成果として出てくる。それが「満点」ならまだ文句もあるまい。

人間そうそう「満点」続きも難しい。満点目指して仕事はするが、それでも現実、大抵は「及第点」の繰り返し。

 

なかなか自分からクリエイティブに仕事をデザインできる人が少ない。

 

ルーティーンのおそろしさは、それが正しいフローと思いこむがゆえに、イコール改善の余地なしと誤解してしまうこと。

非ルーティーンの場合は、自分が考え抜いた結果がイコール「精一杯の結論」なので、それ以上に良い解がないと思うこと。

 

これらは非常に生産性上、大問題である。

 

よくプロジェクトマネジメント上の問題で、進捗遅れ、品質遅れを「がんばってキャッチアップします」というやりとりに出会うが、これは、キャッチアップしたい相手(目標地点)が、「静止しているわけがなく、さらに日々前進していくそのスピード以上に自分が頑張って追いかけて、そしてようやく追いつく」という、非常に高いハードルで走り続けていくという過酷さを理解していないことが多いことに、とても似ている。

 

「キャッチアップ」ってのは「先を走ってる人を必死で追いかけて追いかけて、ようやく追いつく」行為なんだ。

 

プレッシャーに押しつぶされ、ストレスでメンタルが傷ついたら、確かに元も子もない。

けど・・・でも継続的努力の姿勢なくして発展もない。

がんばっているつもりで実は客観的にみれば平行線もしくはやや下降線・・・なんてことがないように、「いくらかの背伸び」を常に心がけてもらいたいものだ。

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