接待の重要性
例年になく、今年は「接待」の重要性が増しています。
要はお客様をもてなすことです。
景気が悪いので、当然ながら法人税計算上の損金に計上できない交際費、すなわち接待費は、厳しく管理する必要があります。
ですが、
ということもあり、ビジネスにおいて営業プロセスの重要な位置に、結構接待イベントが来ることも実は多くなりました。
正確に分析してみれば、正しい表現は、
これまで接待的意味をなさないばかりか、懇親会や御礼会的な位置づけも薄い、「ただの飲み会」が結構多かったということで、
そういうイベントが多いため、本質的に接待的意味合いの強いイベントも、数にかき消されてその存在感が薄れてしまっていた。
我々だけでなく、ビジネス社会全般で同様の交際費管理が甘かったため、どこも状況は似たり寄ったり、
そのため、現在はどちらかというとコンサルファーム以上に事業会社(クライアント企業)は管理が厳しくなっているので、接待イベントに対して、より敏感に「礼節のある会合」との意識で会話されている気がします。
支出としては、そんなに派手な接待なんて、今のご時世ではできませんから。ただ、やるかどうかという判断と、やる場合に接待なんだから「どういうおもてなしにするのか」はちゃんと企画はしますし。
料理のジャンルや場所、開始時刻を決め、
食習慣について知り得た情報からあらかじめ料理を頼んでおき(戦略的に頼まない場合もある)、
予約内容についてメール等で丁寧なご案内を送り、
散会時にお渡しするお土産を買い、
店には15分くらい早めに到着、店主(または仲居)と進行について軽く打ち合わせ、
席周辺の客層についても可能な範囲で調べておき、
あとは下座に着席して先方様到着後開宴
2次会が必要であれば店も手配し、
いずれにしても移動・送りにタクシーを手配(ここはケースバイケース)
無事終わったら速攻で御礼メールまたは翌日朝架電にて謝意をお伝えする
基本的な流れは以上のような感じですが、この一連の流れの中で接待の主目的である「相談」「お願い」「質問」「協議」「交渉」を話します。
上司・先輩から教えられた、受け継いできた掟にしたがい、
接待費も所詮クライアントからいただいたお金の一部、必要以上に派手にしないこと。
所詮酒の席、約束事はできるだけしないこと(=完璧にはできないので、翌日以降に素面の状態で念を押して約束事とする)
意味のないタイミングでは絶対にやらない(節目でやるもの)
これら3つの教えを自分なりに守ってやっています。
で、・・・結局最近は、各クライアント先、営業先において定期的にくるそれぞれの節目ごとに接待を組みますが、総数は減ったし総額も減ったものの、飲食費全体における接待の割合は数字的にかなり増えたし、額的にも「接待」という位置づけではそう例年と大差がない気がしています。
となると、どうせやるなら完璧に「接待」としてやろうということで、なんかすっかり毎度かしこまって「元水商売出身」の経験者の利を活かし、思う存分活用しているんですが・・・
・・・すっかり酒量が増えて・・・体にこたえます(爆)。まあ接待ですからベロベロになりませんので連夜できちゃうんですが、それがまたさらに拍車をかけて延々と毎晩続けてどっかの接待と・・・
大丈夫かなあ、俺・・・体調管理に気をつけよう(苦笑)。