怖いかって?・・・そりゃあ、いつも、物凄い、・・・怖いよっ!!
エナンの引退NEWS、すごく驚きました・・・トッププロらしい、立派な、潔い決断とも言える。でも、・・・なんか、一方で、とても身につまされました。
昨晩、前職の同期、要は親しい友人と3年ぶりくらいの再会を果たすことができ。
コンサルタントは、ある程度キャリアを積むと、セールスをノルマとして持つかどうかの選択を迫られます。
この決断は結構難しいし、正念場でもあります。
中途半端に決断すると、「Up or Out」の餌食になってしまう。
自分は、そもそも営業職的な経験を積みたかったので、結論は決まっていました。
そして、セールスミッションをもち、通算9年目になります。
最初は2億円くらいだったノルマも今は大体4倍持ちます。
たくさん持てば持つほど、会社から課せされる責任は当然重くなるし、会社の運営基盤を揺るがすわけにはいきませんから、それだけ確実な路線で売上の一定確保が自然に期待されていきます。
そして、それを確実に積み上げていくだけの技量と運を兼ね備えていかねばなりません。
今、「運」と書きました。・・・そうなんです。結構「運」が大事で。自分は振り返れば「運」が良かった。
振り返るのは嫌いですが、ついつい、時々振りかえってしまう。
振り返ると、・・・それはそれは、もう、とても怖くて。・・・自分の仕事が怖くて怖くてしょうがありません(苦笑)。
単年度契約的文化のコンサルティング業界において、「来年もちゃんと売り上げて責任を果たせるだろうか」なんて悠長なことは考える余裕がありません。むしろ来月どころか今月の目標、達成できるんだろうか、今週は、明日は、大丈夫なんだろうか。・・・通勤途中に不運な事故に遭ったり、突然体調不良になって仕事できない体になったら、あっという間に会社から捨てられて、路頭に彷徨ったりするはめにならないだろうか・・・なーんて、心配でしょうがありません。
いっそ、もっとプレッシャーの低いポジションにダウングレードしたら、もっと気楽に長生きできるのかなあ・・・エナンのNEWSを聞いて、ついつい、そんなことを考えてしまう自分がいました。
・・・まあ、彼女の場合、自分なんかよりはるかに高い「ゾーン」の中で仕事をする必要があるわけで、自分が彼女の人生観に自分のそれを重ねるレベルではないし、資格もないわけですが・・・爆
ただ・・・こういうことを悩んでるときって、結構決まって上述の友人とかに聞かれるわけです。
「すごいねー、そんなプレッシャー下でよくやれるねー。自分には怖くてそこまで成果出せないなー」
(・・・いや、怖いかって?そりゃあ怖いよ。物凄―い、怖い!ちょっと躓いただけで心がぽっきり折れそうなくらい。でも・・・怖いから、怖いって言った瞬間に折れそうだから、・・・怖いって言わないだけだよね。)
昨日、そんな類の話をしながら、ぎりぎりいっぱいの自分の張り詰めた気持ちがなんか綱渡りながらも整理できていく自分がそこにいました。
こういうことを変に突き詰めて悩みぬこうとすると、単に情緒不安定になって、泣きたくなったりバカ笑いしたくなったりする程度で、あまり建設的な効果もありません。
だから、・・・いいじゃん、別になんとかなるさ、「人生なるようになる。なるようにしかならない!」・・・新人時代の尊敬する上司から励まされた言葉を受け売りして、とにかく達観して自分のテンションを維持するように努めています。
怖いし、辛いし、楽しいことなんかすっごい少ない。
でも仕事なんてそんなもんだと思っています。その怖さや辛さの対価がお給料なんだろうし・・・苦笑
怖いから、とにかく、振り返るのはやめて、前を向いて、一生懸命自分の力を尽くすしかない。
自分にできることを1つ1つ。丁寧に、できるだけ効率的に。そしてできるだけ正確に。
そして、そこから返って来る「結果」を、真摯に受け止めて、次の仕事をまた1つ1つ・・・
いやいや・・・とにかく、エナンのNEWSには、勝手ながら自分の人生を重ね合わせ、しんみりしてしまいました。
とにかく張り詰めた自分が破裂してしまわないように、とにかく1つ1つ次にやるべきことをこなしていくしかないように思います。そうやって、結果が少しずつ出せていく自分を客観的に眺めながら、自分を癒していくしかないのかなあ・・・と。
今日のエントリは、良かれと思って発した言葉で知人を傷つけてしまったことに悩んでおられる、私の或るマイミクさんに捧げたいと思います。
頑張りましょうね♪みんなで、一緒に。
拝