No more 準備, 即興 is everything
「トラパパさん、準備なんて時間ないから『即興』で勝負なんでしょ?!」って、著書にも書いた「進捗報告はすぐ作ろう」って話をしてたら返す刀で、昨日部下につっこまれました・・・ううっ・・・一応、それはそれ、その通り。
さて、表題の呪文、・・・自戒も込めて。
準備が自分的に充分できた(と思える)かどうかに関係なく、
自分としては成熟した技術、経験がある、自信のある領域について話をするときは、人は誰でも胸を張ってどうどうとプレゼンできるものです。
だから、隙もそうないし、理論武装も完璧、・・・と、少なくとも当人はそう思っている。
ところが、話題振られて、自信のない領域にテーマが移行してしまった場合、「即興力」ない人は、突然別人と化し、しどろもどろ、「ここは何処、私は誰?」状態に変身。
こうなると、本来の自信ある領域に話が仮に戻っても、本来の姿にはもう戻れない。普段なら自信を担保にはねかえせる疑問・反論も思いつかない。その自分の姿がパニックの原因となり、もうそのあとのプレゼンはぼろぼろ。
この、「ひよっこ」がぁーーーーーーーっ!!
(はい、スミマセンでした。ゴメンナサイ。)
・・・えーと、最初の自信家だった貴方は今いったい何処へ(笑)。
(こういうと自分が年寄りになってしまうけど)若手の頃は、自分のストライクゾーンが相対的に狭い上にスプレッドも小さいので、その取柄だけでずっと勝負しようとすると、メシの種として通用する期間も短く期待総額も大してないっていう現実に、一向にそれに気づけないまま、さらに実力者たる上から「ガルルーっ!」と本気で噛み付かれて牙も爪もあえなくへし折られて初めて、自分の能力の乏しさ(決して無能でもなく、可能性は未だいろいろ秘めているわけですが)を自覚し、すっかりへたれとなってしまう。
そんなになっちゃったら、彼/彼女は、・・・そう、「ひよっこ」じゃなくて「へたれ」です。
「ひよっこ」ならお客も可愛がって好意的に買ってくれることもあるし、上司や仲間も支援してくれる。
でも「へたれ」が相手じゃ、じき「四面楚歌」は目前の必然。
「へたれ」にならないための処方箋・・・それは、・・・「クソ度胸」につきます(笑)。
「へたれ」になりかかっている「ひよっこ」に、私は機会ある度にこの呪文をささやいてあげます。
「No more 準備, 即興 is everything」
・・・ええーっと、英語的に正しいかは自信がありません。爆
(準備なんてするな。準備なんて言葉忘れてしまえ。即興で全部乗り切れーっ!!)
ぶっちゃけ、全て即興で勝負に行くと、一定確率で大敗・完敗・惨敗を味わいます(爆)。
でも、・・・それで、かなりの確率、クソ度胸が手に入ります。
「度胸」は重要です。基本的なコミュニケーションスキルが備わっている人なら、多少小生意気にみられても度胸がある方がいい。消極的はコンサルタントの恥。
上司・先輩としては、いかに効果的にこの「味わい」を演出し度胸を身につけさせるかのタイミングと環境設定に気を遣います。以前エントリもした気がしますが、失敗体験から一皮向けさせるためには、必要ならクライアントにだって協力依頼をしますから。
部下の立場としては(実体験から想像すると)・・・そんな演出をしてもらえるように周囲と良いコミュニケーションを心がけること、プラス、「クソ度胸」を手に入れられる瞬間が来たら、その機会に、思い切って、全てをぶつけて飛び込んでいく覚悟を持っておくこと、・・・でしょうか。
(え?・・・誰がそんな冒険するか?!・・・あ、そですか・・・じゃ、・・・わかりました・・・ぐすん。笑)