「優秀なやつ」と相対評価される秘訣?(その1) ~アドリブを利かせる
今後、非定期・思いつき連載を開始したいと思います。テーマは表題通りです(笑)
アドリブが利くというのは、少なくともコンサル営業においては、本当にすごい印象付けにつながります。
渾身の提案書を書いたとします。
作成した人、指示した人、大体内容について理解も思いいれもありますから、提案書の内容に従い、それなりに魅力的なプレゼンができることは当たり前です。
ところが、
その提案書の内容に殆ど沿わず、でも相手にキーメッセージを魅力的に解説、記憶に残させる。
そして、案件獲得につなげる。最終報告会であれば、拍手喝さい、CS満点で閉会できる。
そういうアドリブトークのできる人が、少なくとも私の知っている範囲に1名以上(笑)います。
ちなみにその「1名」という方は、もう、それは圧巻です。
絶好調な場合は、提案書をめくりもせずにプレゼンが全部終わります
(それで本質的にいいのかという議論はおいといて^^;)
そしてお客様も大満足。ただただ、「すげー!」の一言。
アドリブって、すごいです。
クレームイベントでも、これは「炸裂」します。
すごいお客さんが怒っていたとしても、目の前のお詫び文書なんか(どうせ今丁寧に説明したってちゃんと読んでもくれないだろうと)置いてあるだけでめくりもせず、相手の顔色と発せられる言葉から計り知る雰囲気に従い、完全アドリブトークで相手の怒りを鎮めるのです。
ただ、(私の理解では)1つ注意点もあって、
アドリブは基本的には「応用力」ですので、基本が身についてないと炸裂できませんが、反面、基本に忠実にやる(提案書通りにプレゼンする)ことに極めて長けている必要は・・・実はなかったりもします。
ですから、優れた応用力が素養として備わっている場合、基本が中途半端に磨かれた状態で実は拙くても、一応の基本の習得が一通り(網羅的に)済んでいれば、やりようによってはなんとかできるものなので・・・たまぁ~に、自分のアドリブの才能に気づき、「俺は開眼した!」と早期から型を作って応用力を過信してしまうと、基本技術は以前偏ったままの人になってしまうのでご注意を・・・(笑)
私は基本的に(コンサルタントとはおよそ思えない)根は「非社交的」なもので・・・アドリブは・・・実はかなり下手です(爆)。
が、アドリブを利かせる練習は、だからこそ定期的に鍛錬します。
基礎練習だけだと飽きがちな人は、基本の型をたまに崩して自分の「アドリブの器」を試す行為を定期的にやると、メリハリがついて、より早く研鑽できるかも知れません。お試しあれ。