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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

「得意」と「苦手」

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最近ある漫画を読んでいたら、

良い成果を得るためには苦手ばかり特訓するのではなく、得意も苦手も満遍なく広範囲に鍛錬すべきなのだ」

・・・と。

(漫画好きの人にはばればれな気がしますが・・・^^;

・・・んー!いい言葉だなー。すごい参考になる。

趣味の話で恐縮ですが、ダーツの主たるゲームでは、

       BULL(ど真ん中)をとにかく狙う。

       クリケットナンバー(1520)を狙う。

       欲しい得点領域のところ、つまり特定の一箇所のみを狙う。

3つの鍛錬が必要です。

小生、②と③をすごい練習して、一時期、クリケットナンバーの投げ分けがすごい得意になったなあと実感できたあとしばらくして、・・・反面、なんと①がすごい下手になり。。。(汗)

で、今度は①を特訓しました。

そしたら、次は②がすごい下手になってきて、・・・繰り返すうちにだんだん自信を失い、・・・ついに①もダメダメになって(涙)。

・・・昨年末あたりのことですが、かれこれ3年間もやってきたのに、すっかり1年分くらい前のレベルまでRatingが下がって、もう陰で悔し泣きするくらい辛ーい時期を1ヶ月強、過ごしてきました。

仕事も、不調にこそなりませんでしたが、正直自分の目指す完璧度合いからは若干の精彩を欠き、ビジネスデイ全体が非常にBlueな日々を耐え忍びました(号泣)。

・・・年末年始、全く投げない約1週間の間、頭の中で考えました。

「・・・やっぱ、①も②も③も、均等にちゃんと考えてそれぞれにふさわしい方法で練習しないとだめなんじゃん!」

自分的には、そう悟りました。

それから、練習プログラムを改変し、それぞれ全部を満遍なく練習するようにしました。

1月第1週。それぞれ、前半の4スロー(1スロー=3本)はかなり高いレベルで集中し、狙ったところにかなり入れることができるようになりました。

そして第2週。それぞれ、2Gameくらい連続なら集中力が最初から最後まで持続できるようになりました。

現在。この2Gameと次の集中できる2Gameの間のインターバルがこれまた2Gameくらい必要な状況なので、これをどれだけ短くできるかが現在の小生は課題のようです。

その趣味、私には関係ないよ!という方々には申し訳ない例示でしたが、小生個人の趣味からしても、とても大事なことだなと極めて同感に思っています。

!仕事も、そう、もちろんそうです。

小生の専門はプロジェクトマネジメント。

その次は?と問われれば、IT戦略、IT診断。

現時点、プロジェクトマネジメントだけでもノルマ程度は食べていけるだけの自信はあります。

でも、仲間はそればっかりじゃ満足してくれないはずです。飽きちゃいますしね。

だから、IT戦略、IT診断もバランスよく、いろいろやらせてあげたい。

そのために、プロジェクトマネジメントに関する勉強・情報収集についてはもちろん注力を欠かす日は全くありません(・・・のつもりです)が、同時にIT戦略、IT診断に関する鍛錬も並行して、・・・あ、正確には順番にですが・・・どれも一生懸命鍛錬するようにしています。

「取り柄を失う」のは本当に恐ろしいことです。

取り柄を失ったらその人の拠り所が何もなくなるかもしれません。かなりの確率、そうなるでしょう。

そうしたら、メンタルにもまいってきます。

「これ自信失ったら他に俺は何ができるんだろう?」

「じゃあ俺の存在価値ってなんだ?存在意義あるのか?!」

どんどん負のオーラに包まれて、何事も前向きになれない、暗―いサイクルに突入してしまいます。

自信を失わないために、「得意」領域の研鑽は重要です。

でも、不得意領域の「苦手」克服もしたい。

だからといって、苦手克服にばかり時間を投資していると、得意領域の研鑽に時間が割けなくなり、ある日突然、得意と思っていた領域の競争優位性・差別化要因がすっかりなくなってしまっている・・・

!!大変、次はどれを頑張ればいいか優先順位が判断できないよー!

仕事面でも一度このような非常に苦い体験をしました。

以来、得意も苦手も自分がすべき研鑽テーマの全てに常に順次取り組んでいけるよう、スケジュール策定に気を遣い、どれも熱意をもって鍛錬するように意識を変えました。

ちなみにこの反省活動は結構辛かったです。正直、結構白髪が当時増えましたから・・・

苦手克服の練習・鍛錬が辛くっても、得意領域の研鑽・醸成を合間に適度に混ぜて、バランス良くやっていけば、最終的には、総合的に一番良い結果につながることが実体験からも証明できていると、個人的には思っています。

皆様に説教たれるつもりは毛頭ございませんが、仮に「得意」と「苦手」と2つに勉強テーマを分類したとしたら、どっちか一方に重きをおいてそれに集中して鍛錬・研鑽するよりも、それぞれの配分をよーく考えて、「どっちもバランスよく鍛錬・研鑽する」方が、得られる結果はきっと後者がより良いものになるような気がいたします。

仮に当面はそれのどちらかしか結果を求められないのが現実だとしても。

年初ですし、「今年はこれとあれとそれとこれもどれも勉強したいなー・・・」と、テーマ設定するときに考え方の参考に少しでもなれば幸いです。

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