「走れ！プロジェクトマネージャー！」

先週末書いたように、日本ファシリテーション協会の定例会を担当してきました。定例会といっても、ワークショップを行うわけです。参加者は約80名。熱気むんむんです。
　始まって1時間ほどしてから、その中でロールプレイを演じていただきました。そこは会議室という想定です。しかし、ファシリテーター役の方のちょっとした言動に、見ている人たちから笑いが出ました。
　私からは「ここは笑いはなしで」というお願いをいたしましたが、その後も何度も笑いが出ます。まぁ、これだけ人がいればやむを得ないのかな、とは思います。
　定例会が終わって懇親会。熱いメンバーが集まって、深夜まで話し合ったのですが、結局人恋しさに集まってくる人もいるんじゃないか、という話が出ました。また、「楽しかったね、ちゃんちゃん」がほしくて来る人もいるんじゃないか、と。
　そして、学ぶ勇気がない人もいるんじゃないだろうか、という意見もありました。ここはとても気になります。年間1万円の会費を支払い、週末を潰して参加するわけですから、勉強意欲の高い人たちだと思っていたのですが、そうではない、というわけです。
　私個人的な考えでは、週末にわざわざ出かけていくわけですから、「何か学びとってやろう」という意欲がある人たちばかりだ、と思っていました。また、会社だといつものメンバーですから、新しいことを実行するのは照れくさいかも知れません。そこで、外部の人となら出来るんじゃないか、と思っています。ところが、そうではない、というのです。正確には、そういう人ばかりではない、ということです。
　初対面の人と、真剣な話をするのが照れくさい、というわけです。（じゃぁ、どこなら照れくさくないんだ、と思いますが）真剣な話をすることで、相手が引くんじゃないかとか、相手は真剣ではないんじゃないか、というのがその理由ではないだろうか、という仮説です。
　その仮説から出てきたのは、学ぶ勇気がないのではないか、ということです。学ぶためには、真剣になるスイッチを入れる勇気が必要だ、ということです。
　私自身、さほど勇気なんていらないんじゃないか、と思いますが、こちらはあくまでも私の感覚。他人とは違うわけです。
　学ぶ勇気。せっかく学びにいくのですから、ぜひ持ってきていただけると、より自分のためになるのではないか、と思いました。