「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　一昨日からずっと、新入社員研修を行っています。昨日はメインで色々とワークショップを交えて行ったのですが、ワークショップ（その中では会議）を行っている新入社員たちは、彼らなりに深い議論を行っています。
　社会に出て、先輩や上司に連れられて会議に参加すると、発言するなんてなかなか出来ないものです。特に会議の内容が分からなかったりすると、余計に発言どころか、話しについていけません。
　では、先輩や上司は、会議の達人なのでしょうか。僕は、必ずしもそうではないと思います。会社のこと、社会のことを色々知っているかも知れませんが、こと会議となると、上手に会議を進め、明確なアウトプットを出し続ける人は、決して多くはないと認識しています。
　だからこそ、これだけ会議に関する書籍が出ているのだと思いますし。
　彼らに教えたのは、「会議に出てくれ、と言われたら、何の会議なのか、この会議では何がアウトプットなのか、何が決まれば良いのか、などと質問し、理解して参加するようにしよう」とアドバイスしました。
　実はこんなことを聞かれたら、困る先輩もいるかも知れません。「俺が聞きたいよ」という先輩もいるかも知れません。それでもこうやって質問する後輩がいると、先輩も準備のレベルが上がっていくように思います。
　後輩に育てられる先輩がいても良い。そんな風に思います。