「走れ！プロジェクトマネージャー！」

暴走人間からわが身を守ろう(＠IT自分戦略研究所）

　暴走といっても色々あるのでしょうが、こういった人を見たことがないわけではありません。そしてその場に出くわすと、「弱いんだろうなぁ」なんて考えている余裕もありませんでした。

　　　　　　　　自分を守ることを優先するあまり、他者への配慮は切り捨てて生きている。
　　　　　　　いや、自分以外の存在について考える能力がないともいえる。自分以外の人間
　　　　　　　には考えが及ばないのだ。だから他者が不利益を被っても無頓着でいられる。

　これをこのまま考えると、欠陥とさえ考えられてしまいます。理想を言えば、この人も助けてあげるべきなのでしょう。人を傷つけて生きている、なんて不幸だと思います。
　ただ実際には、自分自身を守るだけでも大変であり、逆に相互に傷つけ合ってしまうことになりかねない。

　　　　　　　　ところが弱い人間は意外と世渡りが上手だったりする。それもそのはず。
　　　　　　　その人格、他者を踏み台にする性格でずっと生きているのだ。またむちゃな理
　　　　　　　論を正当化してしまうほど思い込みが強い。だから処世術にたけていたり、妙
　　　　　　　な神通力を持っていたりする。

　これは困りものですね。「要領が良い」と「世渡り上手」は全然別物です。要領が良い、というのも時折あまり良くない意味で使われますが、要領が良いこと自体は、決して悪いことではありません。
　ただ、世渡り上手は、周りのレベルに問題があったりするわけで、こうなると手のつけようがなかったりします。むしろ、そういう会社は辞めてしまうほうが良いのかも知れません。

　　　　　　　理論で間違いを指摘すれば、相手はこちらを敵と見なすだろう。刀を上段に構え
　　　　　　　て「討ち取ったり！」と猛突進してくる姿が浮かんでくるのかもしれない。相手は瞬
　　　　　　　時に戦闘モードに切り替える。

　理論上間違っていると、どうしても正してあげたくなると思います。しかしそれを実行すると、窮鼠でもないのに反撃してくる人がいます。挙げ足をとりたくなるのかも知れません。こちらが理論的に正しいと、余計に腹が立つんでしょうね。
　無視をする？反撃する？とことん話し合う？色々方法はあるのでしょうが、自らを傷つけてでも対処すべき相手か、否か？で、ずいぶんと違ってくるんでしょうね。