感情はコントロールできなくても、思考はコントロールできる
オルタナブロガーの空野正輝さんが書いた
「感情は先。理屈は後。」を読みました。
ぼくは「感情」と「思考」について
どう考えているかを書いてみたいと思います。
「感情」は、何かを見たり聞いたりしたときに、
自然にわきあがってくるもので、
自分ではコントロールしにくいので、
ネガティブなものもよく出てきます。
それに対し「思考」は自分でコントロールすることができます。
例えば、朝起きたら雨が降っていて、
憂鬱な気分になったとします。
この「憂鬱な気分」というのは、
感情なので自分ではなかなかコントロールできません。
大事なことは、その「雨が降っている」という事実と
「憂鬱な気分」という感情を、そのまま受け止めた上で、
ポジティブに思考していくことです。
例えば「今日は家の中でできることをやって楽しもう」とか
「雨の日に合った音楽をかけてリラックスしよう」とか。
自分史をまとめるときに、過去のできごとを振り返りますが、
いやなできごとは思い出したくないものです。
でも忘れようとして、忘れたと思っていても、実際には忘れられず、
潜在意識の中に記憶が残っていて、
自分の考え方や行動に悪い影響を及ぼしていることがよくあります。
そういうときには、いやなできごとでも思い出して、
きちんと事実を認識して、
ネガティブな感情も受け止めた上で、
ポジティブに思考して、解釈していくことで、
ありのままの自分を受け入れ、
自分らしく生きていくことができるようになります。
よく、ポジティブとネガティブの話をするときに、
感情と思考を混同している人を見受けられますが、
感情と思考をきちんと分けて、
感情はコントロールしにくくても
思考は自分でコントロールできるのだということを
意識しておくことが重要だと思います。