過去に縛られて動けないときは、過去をきちんと見つめ直すと動けるようになる
興味深い記事がありました。
過去に縛られて動けなくなっている状態について - かみんぐあうとっ
過去の失敗がどうしても忘れられず動けなくなることがあるけど、
過去に縛られないようにするには、
過去を忘れるか極力気にしないようにして、
失敗ではなく成功体験が自分の中に残るようにするのが
いいのではないかという内容です。
たしかに、過去の失敗の記憶にとらわれて
動けなくなってしまうようなことは、ぼくも以前はよくありました。
ただ、その失敗を忘れたり、気にしないようにするというのは
解決にはならないということが、
自分史を活用するようになってからよくわかりました。
失敗や挫折などの否定的なことの記憶を忘れようとしても
簡単に忘れられるようなものではなく、
表面的には忘れたように見えても、潜在意識には残っていて、
知らないうちに自分の意識や考え方、行動に悪影響を及ぼします。
失敗や挫折などを忘れようとするのではなく、
逆にきちんと思い出して、意識の上で見つめ直し、
ありのままを受け入れ、それを肯定的に解釈することで、
いろいろなことがわかってきます。
その失敗や挫折の中に、失敗しないためのヒントがあったり、
それらが、次のいいことや成功につながっていたり、
それらがあったからこそ、自分が成長できていたりということです。
そういうことがわかってくると、
過度に失敗を恐れる必要がないことがわかります。
何をするにしても、特に初めてのこと、新しいことをするときには
どんなに完璧に準備をしたと思っても、
すぐにうまくいくようなことはまずありません。
やってみないとわからないことが出てくるからです。
そういうことも、過去をきちんと見直すことでわかってきます。
忙しくて過去のことなど振り返る余裕がないという方や、
自分の過ぎ去った過去など思い出してもしょうがないという方も多いですが、
ぜひ自分史を活用して、自分の過去を振り返って、
自分を見つめ直す時間をとってみることをおすすめします。