オルタナティブ・ブログ > 点をつなぐ >

触媒のように世の中のいろいろな人やものをつないで変化を起こしていきたいと思っています

人生において起こること、すべて意味あり

»

多摩大学大学院教授の田坂広志さんのインタビュー記事を読みました。

田坂広志:仕事において起こったトラブルの「意味」を考える | BPnetビズカレッジ | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉

知的プロフェッショナルが成長するために、最も大事な技法として
田坂さんが「意味を考える」ことをあげています。

自分に否定的な出来事が起きたときに、
それが因果的に説明がつかず、自分に責任のないことであっても、
「この出来事は自分に何を教えようとしているのか」
「このトラブルから自分は何を学ばなければいけないのか」
というように、その出来事の意味を考えることで、
精神的な強さを身に付け、成長できるということです。

ぼくは、自分史の講座やセミナーで、
自分史をまとめて、自分の過去にやってきた出来事を見直して、
その意味を考えることで、
いろいろなことがわかってくるという話をしています。

特に、失敗や逆境、挫折などの否定的な出来事も、
現在から振り返って意味をとらえなおしてみると、
その出来事が後のいいことにつながっていることや、
その出来事を乗り越えることで
自分が成長できたことがわかったりします。

そういうことがわかってくると、変に失敗や挫折を恐れたり
リスクをとることを避けたりする必要がないことがわかります。

田坂さんがいう、自分に責任のないことでも、
その意味を考えてみることで精神的に強くなるというのは
また違う切り口で面白いなと思いました。

そして、田坂さんによると、成長があるレベルまでに達すると、
「因果のつながり」よりも「意味のつながり」から学べるようになり、
人生におけるどのような出来事からも、
大切なことが学べるようになるそうです。

その境地を表す言葉が
「人生において起こること、すべて意味あり」であり、さらに進むと
「人生において起こること、すべて良きこと」であると。

ぼくもいつかその境地に達することができるように
精進していこうと思います。

Comment(0)