自分史を再構築する意味
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はてな匿名ダイアリーに載っていた「自分史の再構築をしている」という記事を読みました。
「低学歴無職のダメ人間」と自称している方が、
自分の人生がなぜ失敗に終わってしまったのかを分析するために、
過去の軌跡を詳細に思いだそうと思索にふけっているとのこと。
つらい記憶を思い出して死にたくなることもあるけど、
よかったことを思い出すこともあり、
良くも悪くも自分の人生は思っていたよりもいろいろなことが取り巻いていて、
豊かだったんだなと再確認できているそうです。
自分なんて普通の人間だし、たいしたこともしてきてないし、
いやなこともいっぱいあったから、
過去を振り返ってもしょうがないと思っている方は多いのではないかと思います。
でも、実際にこの方のように過去を振り返っていろいろ思い出してみると、
思っていたよりも、自分は本当にたくさんの様々なことを経験してきて、
良いことも悪いことも含めて、それらすべての経験が、
自分を形づくってきたことがわかります。
また、そのときは失敗や挫折だと思っていたことが、
良かったことにつながっていたり、成長の糧になっていたりなど、
自分にとって意味のあることだったとわかります。
そして、自分のしてきたことをすべて受け止め、受け入れることで、
そこから自分の核、原点、自信のようなものが生まれ、
より自分らしく生きていくためのヒントが得られるのだと思います。
この方は、この行為が終わった後に、自分が絶望して死を選ぶのか、
希望を得てはい上がろうともがき始めるのかわからないけど、
とりあえず続けてみようと思うと書いてますが、
きっと希望を得てはい上がっていくだろうと信じています。
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