「不良長寿」を目指してます
最近読んだ「街場の文体論」という本に、
著者の内田樹さんが、養老孟司さんから聞いた実験の話が載っていました。
二つのグループをつくって、
一つは、一切医者の診断やアドバイスを聞かずに好き勝手に生きてもらい、
もう一つは、定期的に健康診断を受けて、医者の専門的アドバイスを聞いて、
食生活や日々の習慣を変えるようにしてもらったそうです。
10年後にこの二つの集団の平均余命を調べたところ、
好き勝手に生きたほうが、圧倒的に余命が長かったとのこと。
これを、養老さんは「不良長寿」と呼んでいるそうです。
最近は、健康食品だの、サプリメントだの、健康関係が一大産業になっていて
健康を気にして生きている人が多いようですが、、
見ていて、ちょっと気にしすぎではないかと思っています。
気にしすぎで、それがストレスになり、
逆に寿命を縮めてしまうようなことがありそうです。
私もアラフィフになって、そろそろ老化を気にしないといけなくなっていますが、
「大往生したけりゃ医者とかかわるな」という本を読んで共感したこともあり、
健康診断は一切受けるのはやめて、今後よほどのことがない限りは
医者にはかからないつもりです。
もともとロサンゼルスから日本に戻ってからここ数年は、
特に健康に気をつけているということはありませんが、
3年ぐらい前に一度健康診断に行っただけで、
ほかには医者にかかっていません。
「不良長寿」を目指して、細かいことは気にせず、
ストレスをためないようにして
自分の好きなように生きていきたいと思っています。
ただ、人によっていろいろ状況は違うと思いますので、
無理に人にすすめるつもりはありません。
「不良長寿」を目指す方は、自己責任でお願いします(笑)。