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ジョブズが後任のCEOに最後に贈った言葉

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今朝の朝日新聞に「次のジョブズを探せ」という記事が載っていました。米国の経済成長は次のジョブズを見つけられるどうかにかかっているということで、シラキューズ大学の「次のジョブズをつくる」をテーマにしたIT起業家を育てるコースの紹介や、今後ジョブスのような人物が米国に生まれるのかどうかについて、識者のコメントを紹介していました。

この記事の最後のほうで、ジョブズが後任のCEOのティム・クックに最後に贈ったという言葉が紹介されていました。

「自分が正しいと思うことをしなさい。彼(=ジョブズ氏)ならどうしただろう、と決して考えてはいけない」

いかにもジョブズらしい言葉ですね。よく自己啓発書などで、自分が尊敬する偉人や経営者だったらどうするだろうと考えるといいということが書かれていて、それは視点を多様化するという意味で有効なやり方だと思いますが、やはり自分の内なる声に耳を傾けて、自分の心と直感に従うことが、より重要だということですね。

あなたたちの時間は限られているのです。他人の人生を生きて、時間を無駄にしないでください。他人の考えた結果に振り回されて、ドグマの罠に陥らないでください。他人の意見の雑音に、自分の内なる声の邪魔をさせないことです。そして、最も大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。あなたの心と直感はすでにあなたが真に何になりたいかを知っています。それ以外のことは重要ではありません。
(スティーブ・ジョブズ氏がスタンフォード大学の2005年の卒業式で行なったスピーチより)

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