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顧客サービスとITのおいしい関係を考える

早くも2010年を振り返る

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気が付けば、すでに12月の中旬ですね。そろそろ今年を振り返るエントリの時期になってきました。

今年の私は年男でした。48歳になりました。ずいぶん遠くへ来たものだと思います。今年の干支の虎は、千里を行って千里を帰ると言われます。行って帰っただけなら、始めにいた場所から変わっていないじゃないか、と思われるかもしれませんが、それを言ったら、ヤマトだって地球から出発して帰ってきただけになってしまいます。往復二千里を旅した虎は、二千里分の経験値が加わっています。元の虎にあらずです。私にとってこの1年は、経験値が上がった年でした。

私個人の今年のトップニュースは、2つの一般社団法人の設立に参画して理事になったことです。年に2つの法人を作るとは、かつてない新記録です。

1つは今年1月に設立した一般社団法人「オープンビジネスソフトウェア協会」です。

オープンビジネスソフトウェア協会

http://jobsa.jp

オープンビジネスソフトウェア協会(JOBSA)は、オープンソースの顧客管理システムであるSugarCRMのコミュニティメンバーが立ち上げた社団法人で、ビジネス分野へのオープンソースの普及を掲げ活動しています。JOBSAでは協会名義で省庁からの案件受注を行っています。その関係で、今年の夏は「オープンガバメントを実現するシステムの可能性等についての調査研究」事業を共同受注することができました。弊社にとって初の入札案件かつ官公庁の仕事となった意義は大きいです。うちのような小規模の会社のロゴが経済産業省の事業サイトに掲載されることは、珍しいのではないでしょうか。いろいろ勉強になりました。

経済産業省 オープンガバメントラボ サイト

http://openlabs.go.jp/

もう1つが、一般社団法人「みらいウェブ推進協会」です。

みらいウェブ推進協会

http://www.miraiweb.org/

みらいウェブ推進協会は、ICTを活用して、組織・地域の活性化、業務・広報の効率化を図りたいと思っているすべての方に、最先端の情報を厳選し、初心者にもわかりやすくICT活用で何ができるようになるのかを伝えることを目的としています。最初の活動として、国立情報学研究所が開発・提供する、情報共有基盤システムNetCommonsを普及するための専門的な人材である「NCトレーナー」を養成・認定するカリキュラムができたところです。来年は共通のトレーニングコースでスキルを習得したNCトレーナーが全国各地で活躍する予定となっています。

どちらの社団法人も、私一人で作ったわけではありません。これまでお付き合いしてきた人の輪の中で話が持ち上がって、多くの人が協力した結果、法人設立という形になりました。今回の体験で、私は、これからは1つの企業体の中で何もかもやるのではなく、共同で緩い組織を作って活動していくやり方が新しいのではないかと感じています。

例年ですと今の時期は年内の仕事が一段落して、忘年会を残すのみとなっていましたが、今年はすでに来年に向けたプロジェクトが2件始まっています。弊社は実質的にすでに2011年に入っています。

少し気が早いですが、自分と家族親戚一同が今年一年間健康で働くことができたことに感謝して、来年も引き続き地道に積み重ねて行って、良い年にしたいと考えています。

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