Mac OS X 10.6(Snow Leopard)を導入してみた
当方の環境では割安なアップグレード価格だったので、物は試しということで、OS環境をMac OS X 10.6(Snow Leopard)へ移行してみた。今のところは比較的安定している上、SafariによるWebの閲覧速度が体感的に改善されたのがうれしい。
今回のOSアップグレードに際しては、日本語入力環境(ATOK 2006)と、Safariのプラグイン環境(SIMBL、Safari Stand)について、事前に互換性で問題のあることも判っていたが、ある程度の不便さを我慢すれば使えることも確認できた。
互換性に支障が出る原因は64ビットモード動作だ。つまり、逆に言えば32ビットモード動作なら、ほとんどの従来機能の互換性を維持できるらしい。
なので、Safariは32ビットモードで利用することにした。念のため、デフォルトの64ビットモード動作と32ビットモード動作も比べてみたが、うちの遅いADSL接続環境であれば、体感上での違いは認められなかった。もしかすると、ベンチマークなどで測定すれば差異があるのかもしれないが、そこまでシビアな使い方はしていないので、現状これで全く問題ない。
一方で事前に確認しておらず、OSを移行してから不具合に気がついたのは、Mail.appのプラグイン「Letterbox」の非対応。これはちょっと痛かった。ただ、Snow Leopardは優秀で、OS移行後、最初にMail.appを起動した際、このプラグインが対応していないことを警告した上で自動的に外してくれた。おかげで、復帰が不可能になるようなクラッシュは回避できた。なお、Mail.appもSafariと同じ理由から32ビットモード稼働。これによってATOK 2006での日本語入力に対応している。
他に問題があるとすれば、Finder上では全くATOK 2006が機能しないということ。従ってSpotlight検索などで日本語が使えない。まぁ、その場合はデフォルトのことえりを使えば良いのだけれど…。