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once a fanboy, always a fanboy ――いい歳なのに与太話はやめられない

さらば愛しきブラウン管テレビよ

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 調子が悪いのを誤魔化しながら長年使ってきた我が家のテレビが遂に逝ってしまった。今日は廃品回収業者にお願いしてドナドナの日だった。

 正確にはテレビじゃなくて、単なるディスプレイだったのだけれど、自分には身分不相応ないわゆる高級モデル。とあるルートから新古品として入手したものを、なんと18年間も主にビデオとゲームの画面を映すために使ってきた(テレビ放送はほとんど見ない)。ゲーム画面再生はブラウン管にとって過酷だという話を聞くので、もしかするとそういう荒っぽい使い方をしなければ、もっと長生きできたのかもしれない、ゴメンナサイ。

 今、うちにある映画や音楽、スキー・スノーボードのビデオは全てSDフォーマットだ。そういう過去の映像資産を一番美しく見られるのはブラウン管であり、逆にイマドキの液晶やプラズマ等の解像度で見るのは汚くて耐えがたい。けれど、今さらまともなブラウン管テレビを見つけるのは至難の業。仮に良い物があっても金を出して買うかと聞かれると…。さらに、無料でも、置き場所やら、その他諸々を考えると、今さら手を出したくないような……。

 そういう訳で、多分、もう自分がブラウン管テレビを所有することは一生ないのだろうなと思う。寂しいけれど、そういう別れも人生だ。ありがとう、お世話になりました。いつかまた天国とかで会いましょう、ブラウン管テレビの皆さん。

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