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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

「抵抗勢力」と戦わずにして勝つ!(という話)

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ちょっと前に、キャリアコンサルタント(国家資格、以下、キャリコン)ホルダーだけのセミナーがあり、土曜日に数時間参加しました。オンラインです。

全国のキャリコンが集まっていて、私もたいがいいい年齢ですが、年長者も多く、ベテラン揃いな画面でした(カメラonだった)。


講師は、この道では超高名な先生(研究者でもある)で(お名前伏せますが)、以前もこの先生(A氏としましょう)のオンラインセミナーに参加して、心洗われ、勇気が出たので、この日もワクワクと参加したものでした。

時々、ブレイクアウトで対話の時間があったのですが、皆さん、同じ背景、似たような問題意識、志を持っているので、盛り上がる盛り上がる。

私は、書記をかって出て、グループメンバの発言をじゃんじゃんメモって行きました。
(こういうの、講師は慣れているので、もれなくメモれます。)

そのメモを全体に戻ってからチャットに続々投稿していくわけですが、先生A氏も驚くほどの発言、悩み、志、現場の課題、想いなどがどーっと集まって、「いくつかの質問に答える予定が、こんなにたくさん投稿があると思わず、ただただ感動」とおっしゃるほどでした。

そんな中で、「抵抗勢力」についての言及がありました。

現在、キャリコンは企業領域で活動している人がたしか40%くらいで、一番割合としては多いのですけれど、企業でキャリア系の施策、取り組みをしようとすると、必ずしも、さくっと進まないのですよね。

「キャリアを考えさせるなんて、会社がやることなの?」
「キャリア自律なんかしたら、辞めちゃうでしょう?」
「キャリアを考えたって売上上がるわけじゃないでしょ」

などなど、まあなかなか理解が得られない。

もちろん、キャリコンもプロですし、使命もあるので、できるだけ理解が得られるような工夫はするわけですけれど、心折れそうになることも。


おそらく、そんな「抵抗勢力」に関する発言かチャットがあったのでしょう。A先生は、こんな話をなさいました。

「抵抗勢力は必ずいます。そういう人と戦うのは辞めた方がよい。それより、賛同者を見つけることです。抵抗勢力をなんとか説得しよう、というより、賛同する人を一人ずつでも増やして行って、自分ができる小さな範囲でもキャリアのことを広げていくこと、そうすべきです。」

ああ、どこでも聴く話なんだなと思った次第。

キャリアに限らず、抵抗勢力って、どこにでもいますよね。

変化を恐れる人。自分の領域が犯されると危機感を抱く人など。どんなことでもどんな時代でもいる。

それはもう放っといて、賛同者を見つけて、小さく小さく成果を出して、影響の範囲を広げていくことだ、と先生はおっしゃったのでした。

首肯し過ぎて、首、もげるかと思いました。

そんな話をしてみたのが、以下のVoicyです。


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