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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

「あきこ姉ちゃん」自身のメリット。

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昨日(2016年6月28日火曜日)、「あちこちで、デビューしている新人さんっぽい人を見ますなぁ」という内容のエントリーを書いたが、今日は「あきこ姉ちゃん」のほうに向けてみたい。

たとえば、JR西明石駅で、トレーニング中の新米駅員さんの後ろにずっと立っていたトレーナーと思える先輩(新米さんも先輩さんもどちらも女性だった)、手にチェックリストのようなものを持っていた。(挟むタイプのバインダー、を持っていたので、チェックリストそのものが見えたわけではないのだが、新人の動きに合わせて何やら書き込んでいたので、おそらくチェックをつけていたのだろうと想像する。)

「お客様のご要望を復唱したか?」
「笑顔で応じたか?」
「●秒以上お待たせしたら、"お待たせいたしました"と言ったか?」

なんてことが書いてあるんじゃないかと思う。

このチェックをしているトレーナー側の「あきこ姉ちゃん」は、新人のチェックをしていながら、自分のふりかえりにもなっているはずである。

『あ、私、時々、笑顔じゃなくなっていることあるかも』
『●秒以上お待たせしたら、"お待たせいたしました"って、言ってるかな。言ってるな、大丈夫!』

などと、心ある「あきこ姉ちゃん」であれば、新人を見ていると同時に自問自答し、自らのふりかえりも行っているに違いない。

どこで出会う「あきこ姉ちゃん」も、キリッとした表情をしている。

この「キリっとした顔」というのもまた大事なポイントだ。

「先輩になったのだ」
「後輩の指導をするのだ」
「先輩らしく振る舞わねば」

こういう思いがまた人を成長させるのだと思う。

あきこ姉ちゃんは、さらにさらに「姉ちゃん」になるのである。(もちろん、兄ちゃんでも同じことである)

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