電車で席を譲られそうになった、件。
秋のシルバーウィークを堪能し、最終日に関西出張があり、平日の2日間は関西で仕事でしたが、新幹線に乗るというだけで楽しい気分になってしまうこともあり、仕事しつつもシルバーウィークがずっと続いているような感覚に陥りそうでした。
さて、今日はとてもびっくりな経験をしました。
渋谷で、井の頭線に乗りました。すべての席が埋まっていて、各車両、数人がつり革につかまっている程度の状況です。
どこに立とうかなぁー、と奥へ奥へと進んだら、そこは、優先席でした。
「ここでいいわ」とつり革をつかみ、持っていた本を読み始めようとすると、目の前に座っている、私よりちょっと年長に見える女性が立ち上がろうとしました。それも、私のほうをちらちらと見ながら。
彼女は立ち上がる前に隣に座っている小学5-6年生くらいの男の子と楽しそうに会話しており、お孫さんのように見えました。立ちあがったのはその男児ではなく、女性の方です。
腰を浮かせ、私に向かって、「どうぞ」とおっしゃるので、
私は、頭の中に「?????」が大量発生しました。
「え?えっと、わたし、ですか?」
と思わず訊いてしまいました。
「ええ」
と彼女は言い、「席、明けた方がよろしいですか?」とまで尋ねるので、さらに「???????」となってしまったのです。
●選択肢① 妊婦に見えた (まさかー)
●選択肢② 高齢者に見えた (ないことはないかも知れない)
●選択肢③ 怪我をしているように見えた (軽やかに歩いていたつもり)
●選択肢④ 体調不良に見えた (軽やかに歩いていたつもり)
・・・何だろう?
「えっとー、私、大丈夫ですよ」
と答えると、
「あ、あの、この子がこの席に座っていていいって言うもんですから、いいのかな、と思ったのですが、わたし、日本に帰ってきたばかりで、この席に座っていていいのか悪いのか、分からなくて」
・・・と謎の言い訳までされました。
むー、なんだろう?
海外暮らしの長かった女性が帰国して、お孫さん(と思しき小学生)とお出かけ。
「優先席となっているけど、座っていいんだよ、と男児に言われたので掛けていたが、私が目の前にどーんと立ったため、座りたいのかと思い、慌てて立ち上がろうとした」?
そういうこと?
・・・解せない、解せない、解せない。
そんなこんなで、今宵は中秋の名月。
満月の夜は、色々あるんでしょうかね。