「天国でひとりなの?」
土曜日に、86歳のおじを訪ねてきました。アポなしでの突撃訪問です。甥っ子と甥っ子の母(わが妹)3人で出かけてきましたー。(個人商店なので、いつ行っても大丈夫なのと、事前に知らせるとあれこれ準備しちゃうだろうということであえて突撃訪問しました。)
甥っ子は、誕生以来初対面。 自分の祖父とそっくりな顔したおじさんがいるので、びっくりしたようです。
さて、それはさておき。
おじ宅に出向く前にランチしました。その席でのお話し。
数日前に甥っ子(4歳なりたて)から見た祖父母宅(私からすると義弟の両親)で飼っていたワンちゃんが天国に召されたそうです。もうすぐ17歳というところだったそうなのですが、仲良しのワンちゃん(ロンちゃんと言います)だったので、幼稚園から帰ってきた甥っ子に妹が説明したようです。
そのことがランチ時の話題に。
妹「ロンちゃん、どこへ行ってしまったんだっけ?」
甥「てんごくぅ」
妹「そうだね、天国に行ったんだね」
私「ロンちゃん、天国にいるんだね」
甥「ロンちゃん、てんごくにひとりでいるのかなぁ」
私「ロンちゃんは、きっと、天国でロンちゃんのおとうさんやおかあさんに会っていると思うよ。天国にはロンちゃんのお父さんとかお母さんが先にいるはずなんだよねー。おとうさん、おかあさんにみつけてもらって、ロンちゃんは、今一緒にいるはずだから、一人じゃないよ。さみしくないよ、ロンちゃんは。」
甥「ふーん」
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「死」というものを意識する、理解するというのは、何歳くらいからなんでしょう?
私が最初に「死」を明確に意識したのは、祖父の死に直面したときのことでした。高校3年生の夏。
田舎だったので、自宅で家族が全部支度させる場面を見ていて、「ああ、人が亡くなるとはこういうことか」と不思議な気持ちがしたものです。もう30年以上前の話。
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それにしても、「天国でひとりなのかなぁ」という4歳児の素朴な疑問に、ふと涙腺緩みそうになってしまったおばちゃんです。