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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

甥っ子(4歳なりたて)と「ぶらり二人旅」

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3歳半ばくらいから徐々に鉄男の香りがプンプンし始めた甥っ子は、今や完全な鉄っちゃんに。

路線図をボロボロになるまで持ち歩き、ここへ行くには、「●●線」という路線名に加え、都内近郊の駅名、全部読めるようになってしまって、「好きこそものの上手なれ」とは言うけれど、子供の集中力ってすごいもんです。

<<つくばエクスプレスのどこかの駅で路線図を見上げ、妄想に浸る4歳>>
Photo
※私の母お手製でっかいリュックには、宝物の「路線図」が入っています。

毎週土日は、父ちゃん、母ちゃんと「ぶらり鉄道の旅」に行き当たりばったりに電車を乗り継ぎ、楽しむというのをやっているので、私も一度経験してみたいと手を挙げ、昨日(6月2日日曜日)敢行いたしました。

甥っ子が考えたルートを前夜妹から入ったメールで知り、驚愕!

「東北新幹線で新青森まで言って、スーパー白鳥で北海道に行くんだ」

・・・・あのぉ、日曜日ですし、日帰りですし、それはないと思うんですけども・・・ぶつぶつ。

さて、昨日朝、千葉県まで彼を迎えに行くと、改札口に父ちゃん(義弟)と甥っ子が。

「おばちゃんの言うことをちゃんと聞くんだよ」と言われ、「はい」と元気な返事をした甥っ子の考えたルートとは。

「武蔵小杉に行って・・・」
「新横浜から新大阪に行って・・・」
「東葉勝田台まで行って・・・」
「あ、立川もいいかも」

二転三転し、ぼろぼろの年季の入った路線図を見ながら、壮大な計画が。

結局、北千住からつくばエクスプレスに乗ってある町のショッピングセンターへ。(意外にこじんまりとしたルートに落ち着きました)

2歳9か月のころ、二人だけの「ぶらり旅」をしましたが、その頃と比べるとさすがに4歳は会話が成り立つので楽でした。ご飯もちゃんと食べられるし、トイレも問題ないし。突然意味不明に走り始めることもなく、怖い思いもしませんでした。

ショッピングセンターでは、「回転寿司」食べるというので、私、25年以上ぶりに回転寿司やさんに入りました。タッチパネルを上手に操作し、「食べたい」という卵をオーダーしたり、「バニラアイス」と追加注文したり、「会計」処理をしてくれたり・・・。ああ、「負うた子に教えられ」ってまさにこのことですね。 私なんぞ、回転寿司の動きが早すぎて、考えているうちに目の前から消えることたびたび。驚いているうちに回転寿司やさんを後に。

ところで、館内をめぐる汽車風の乗り物に乗りたいというので、料金し払い、ともに乗り込むと、「おばちゃんは乗らなくていい。●●ちゃん、一人で乗るから」と拒絶。自立心旺盛なので、おばちゃんが隣に乗っているのが気に入らなかった模様。

「えー、だってお金払っちゃったし、ドア閉まってるし、乗ってもいいでしょう?」
「いやだー、ひとりでのりたいの」
「じゃあ、よそ見してるから、見ないようにするから」
「よそみしててもいやだー、ひとりでのりたい」

・・・

しょーがないので、身を縮めて乗り込んだ小さな汽車の外を、甥っ子のほうを見ないようにして座り、汽車が進行中、一言も口をきかず、「なんだか、倦怠期の夫婦のようだ」と思いながら、5分間の乗車。

降りたら、再度

「ひとりでのりたかったのに」

と言われたので、うっ、と思ったものの、ここでネガティブな発言をしてはいけない、と自制し、

「一人で乗りたかったのね。今度は、乗る前に教えてね」

というと、素直に「うん」と納得しました。


近くまで買い物に出てきていた妹夫婦と落ち合い、甥っ子を引き渡して任務完了。5時間ほどの旅でした。

その間、妹夫婦は少しゆったりと買い物ができたと喜んでいました。こんな風に周囲がちょっと交代してあげるとのんびりした時間を作れることもあるのですよね。

次回は新幹線で熱海くらいまで往復しようか、などという話をしましたが、はてさてどうなることやら。


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ところで、実は、「JR都内各線+東京メトロ全線+都営地下鉄全線1日フリーきっぷ」(1580円なり)を買ったのですが、周遊していたのが千葉県ばかりだったので、まったく役に立たず、悔しいので、帰りに山手線ほぼ1周というのをして、少しだけ元を取りました(笑


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かねてよりお伝えしていましたが、新刊本、Amazonでの予約開始となりました。まだ表紙イメージが掲載されていませんが、リンクを貼っておきます。どうぞよろしくお願いいたします。

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