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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

中高年こそプリクラを撮ってみてはいかがだろう?(笑

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妹(甥っ子の母)が息子と二人で写したプリクラを見せてくれたことがありました。

「お姉ちゃん、スゴイんだよ、今のプリクラ。何も指定していないのに、自動でアイライン入れて、黒目がちに修正するの。20歳は若返るよぉ~。いい気分だよぉ~」

確かにスゴイ。修正力! これは、いつか試してみたい。  そう思っておりました。そして願いは叶いました。

なんだかスゴイことになっていました。今のプリクラ(あ、機種が違うかもしれませんが、他の言い方がわからないので、プリクラとしておきます。) 1回400円。

写真撮る画面で、色白にするか色黒にするか10段階くらいのスケールで選べ、写真のフレームだとか背景色だとかあれやこれや次々と選べと言ってきます。いや、画面にそういうメッセージが表示されます。そして、「選ばなければ、デフォルトで」的文句と共に、10、9、8、・・・2、1とカウントダウン。

こちとら、おばちゃんで15年ぶりのプリクラで、その15年前も人生初で、つまり、今日が人生2回目なのに、その間にこんなに進化されて、「できるだけ色白」ということだけは自力で選べたものの、背景の飾り付けなど抱っこした甥っ子に適当に指さしてもらい、その内、だんだん機械のペースに追い付けなくなり、あれよあれよと言う間に、色んなことが決定されました。

欠席裁判ならぬ、出席裁判。画面をきちんと見ていたにも関わらず、説明を読んで、理解している間に10秒なんてあっという間。クイズタイムショックよりも速いってば。 椅子、ぐるぐる回っちゃいますよ。椅子なんてなかったけれど。

・・・。

写真撮るブースで写真を撮り終わって、写真出口で数分待つも何も出てこない。あれ?

写真撮るブースの隣に、タッチペンで何やらするブースが別にあることに気づきました。そこでまた何分割するかとかあれやこれやをあっという間に選ばねばならず、これまた、タイムショックのような状態で、茫然としている中、全てが機械によって決められてしまいました。

「もうなんでもいいよ。色白なら」と開き直り、マツコと数分。ん? いや、待つこと数分。

出てきました! 15年ぶりのプリクラ。

「色白」なのは、まあ当然として、ありゃー。「ほうれい線、シミ、しわ、その他あらゆる経年変化」を除去した写真が出来ました。なぜか顎の線も実物よりすっきり。顔も細くなっている、なぜか。

不思議なのは、一緒に写った甥っ子は、当人のまんま。機械(ソフト)には、「この子は若くてぴちぴちしているから修正しない」「こっちのおばちゃんはかなりの修正が必要」という分岐処理でも入っているんでしょうか? いや、きっとそうなんですね。

同僚に見せたら、「うっそー。これ、アイコンとかいろんなものに使えば」と冷たく言われました。

それで思ったんですけどね。

中高生のようなぴちぴちの子どもたちなんて、素顔だってぷりっぷりっとしているわけで、あんなに加工しなくたっていいじゃないですか。(ま、これは娯楽として存在するわけだけれど)

それよりも、こんなに勝手に適当にいい感じにしてくれるのであれば、中高年こそプリクラを。特に女性におススメしたい。なんかビックリするほどの修正。女優ライト当てたのかと思うほどの出来。

問題は、操作指示が複雑で、スピードが速くてついていくのが難しいこと。

だから、中高年向けのケイタイ電話があるように、中高年向けのプリクラがあってもよいのではないだろうか?

「最初に選ぶのは、お肌の色ですよぉ。色黒から色白まで10段階ありますよぉ。30秒の間に決めてくださいねぇ」・・とのんびり進むもの。
あったら、温泉宿などで人気出そうだけれども。

以前、仕事先の同年代女性とお話しした際、「実は、一度やってみたいものが”つけまつげ”」とおっしゃっていて、『あ、なんとなくわかる。一度でいいから、やってみたい感じはあるなあ』と思ったのですが、プリクラもおススメですよ(笑


【証拠物件(^^;;】


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