『サンタのおばさん』
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『サンタのおばさん』・・・。私のことではありません。
東野圭吾さん(あの!そして、なんと!)の絵本です。たぶん、大人の絵本。挿絵は杉田比呂美さん。とてもかわいく、美しい絵です。
毎年クリスマスが近づくと、サンタクロース会議が開催されます。アメリカサンタ、イギリスサンタ、フランスサンタ、イタリアサンタ、日本サンタ、オーストラリアサンタ、アフリカサンタ・・。各地からサンタ代表が集結する会議。
そのサンタ会議で、アメリカサンタの引退に伴い、新任候補者が参加します。その候補者が女性。前代未聞の女性。
果たして、「女性サンタは認められるのか?」・・・。会議では紛糾します。
「モデルとなった聖ニコラスは男性だ」
「サンタは父性の象徴だ」
「女性にはひげが生えないじゃないか」
などなど。
最終的には、「共通の目的を持って」というところに落ち着くのですが、会議模様は、「あるある」と思うような展開で、笑えます。この本でテーマにしているのは、Diversity(多様性)でもあるようだし、「本当に大切なことは何?」と考えましょう、ということでもあるようですし、色々な読み方ができると思います。
サンタクロース関係の絵本は数々ありますね。我が家にあるものを列挙してみると、
●レイモンド・ブリッグス さむがりやのサンタ (世界傑作絵本シリーズ―イギリスの絵本)
●ジャネット・アルバーグ ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス
その他、フランスやイギリス、カナダなどで買ってきたものがあります。なんせ、14歳までサンタクロースを信じていたので、この手の本を見ると集めたくなってしまい・・・。色合いが美しいのもクリスマス関係の絵本の特徴ですね。
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