コトの真相:断酒40日。
初対面の方から唐突に、「田中さんは、何がお好きなんですか?ワイン派ですか?焼酎派ですか?それともビール?」と尋ねられることがあります。あります、というより、そういう尋ね方しかされません。
「お酒呑めますか?」ではなく、「何を呑むのですか?」です。
「呑めますか?とお訊きにならないのはなぜ?」ときいてみると、「いや、だって、呑むという顔してるから」と言われるのです。それ、どんな顔?
ご明察! ノンべです。のんべ、のんべ。
その「のんべ」のワタクシが、6/5(日)~7/14(木)まで、ちょうど40日の「断酒」をしていました。呑み会のお誘いは断る。どうしても、の時は、参加してソフトドリンク。当然、家呑みもなし。
「禁酒」ではなく、「断酒」。酒断ちです。
40日間断酒を完遂し、昨日7/15(金)、お酒解禁しました。(元はと言えば、断酒しよう!と決意した時点で、すでに7/15会食予定があったので、「じゃ、そこをゴールとするか」と思ったまでで、会食予定がもっと先だったら50日60日と続けたかも知れません)
TwitterやらFacebookやらで、「20日経過~」とか「あと10日~」などと中間報告していたら、知り合いからも知らない方からも「偉い!」「スゴイ!」「私にはできない!」などと突っ込まれ、励まされました。
特によく知っている人にはすごく意外だったのか、「淳子さんはなぜ”断酒”しているのか?」が私のいないところで話題に上ったりもしていたみたいです。
もっとも笑った噂は、「これは、ケッコンに絡んでいるに違いない。婚約者が何かしようとしていて、それに願をかけて、淳子さんが断酒しているんだろう。その目標が7/15にあるんだ。だから、7/15に、大きな発表があるに違いない」という、チョー真面目なストーリーでした。(あ、ご存じない方もいらっしゃると思いますが、ワタクシ、バツイチシングルです。)
こうなってくると、99%の方にはどーでもいいだろう「断酒」の理由だの、それによって気づいたことなど報告しようかな、と思うに至りました。
まずは、6/4(土)にさかのぼります。奈良・薬師寺で「お写経」をしておさめてきました。これで4巻目です。(証拠写真などは、コチラ)
※ 信心というレベルでは、無宗教に近いのですが、写経はちょっと「趣味」みたいなもんで、心静かになるので好きなのです。(なぜ奈良・薬師寺か、というと、納めたお経をお炊き上げせず、未来永劫お堂に保管してくれる、という話にちと感動しまして。死んでも自分のお経が残るっていいな、と)
3巻目の時に祈願したことのお礼や報告+新しい願いを込めて納経しました。そのまま夜帰京し、家でビールなど飲み、のんびり。
翌6/5(日)、神頼み(仏頼み?)だけど、祈ってきたから、オッケー!と漠然と思っている内に、「待てよ。神頼みしておいて、私がいつものようにのんびり生きているってのも何か違うんじゃないか」とはっとしたのでした。
「神様仏様、、、と言っているだけじゃなくて、自分もなにか”ちょっと難しいかも”というチャレンジをすべきではないか」と。
いろいろ考えて、2つ決めました。(簡単にできることではなく、多少の苦行を伴うものでなければ、と考えてこの2つ)
1つ:断酒
2つ:ダイエット(これは、文字通りの”食餌療法”による体重減を狙うものです)
6/5(日)夜から、
1.お酒、一切飲まない
2.朝昼食は変更せず、夜を粗食に
3.多少の運動再開(ジム会員なのに、幽霊っぽかったので、真面目に通うように)
を始めました。
お酒呑まずに寝ると、朝のさわやかさが全然違うのですよねぇ。胃腸のあたりの変な感じとか、二日酔いになるほど呑んでなくても、なんとなく、「呑んだ翌日」の気分ってのがいつもあったわけですが、それが全然ない。もう朝から5キロ走っちゃえるよ!というくらいに元気(走りませんでしたが)。
さらに、遅れて体重が落ち始めると、やりがいを感じるようになり、朝晩、体重計に乗って、カレンダーにつけて、うふふ、と思ったり。(測るだけダイエット、に近いかも)
「根性がよく続くね」といったコメントを頂戴したのですが、これが、案外楽で、まあ、要するに毎日のようにアルコールは摂取してましたが(ほとんどは、家呑み)、習慣ではあっても、依存していたわけではないので(←ひと安心)、「やめる」となったら、難なく「やめ」られたのです。
面白いくらいに、すぱっと。未練なく。躊躇なく。当然、いらいらもせず。人が隣で呑んでいても、うらやましくもなく、ふつうに「あ、ビール呑んでるなあ」と思う程度で。
考えてみたら、「一度決めたら、誰がなんと言おうと、最後まで続ける」というのは、若いころからの私の数少ない特技の一つでした。
日本DEC(ディジタルイクイップメント)に新卒で入社した際、人事部の面接で、「田中さんの強みは何ですか?」と尋ねられた時も、「私は、”これ”と決めたらとことん、徹底的にやり続ける自信があります」と答えた記憶があります。
そういえば、30代のころ、「ダンベルを使った筋トレをしよう」と決意し、365日1日も欠かさず、15分のダンベル体操をしたこともありました。
NHK「ビジネス英語」を聴こう!と決めて、何がなんでも帰宅し、生で放送を聴き続けたこともありました。これは、丸2年続きました。
もっと前には、「高校3年間無遅刻無欠席無早退無さぼり」というのもあります。国立(くにたち)高校という超進学校に入学したら、400人中380番くらいの成績になり、「こりゃ、成績では太刀打ちできん。せめて、出席で一番になろう」と早々に決意し、3年間きっちり遂行しました。同窓会では今でも語り草。
「淳子は、意志が強いよねー。絶対にサボらなかったもんね」と。
とまあ、こんな風にある一定期間限定であっても、何か「これ」と決意すると続くのです。
今回の40日間の断酒も、そんなわけでゴール達成しました。
写経で何を祈ったのか、その念願は叶ったのか、などはナイショにしておきますが、自分もできることをやってみたので、現時点では満足です。
ちなみに、体重は、断酒開始時からマイナス3キロ。(昨冬から増え続けてしまい、やっと元の水準近くまで戻しました)
これからは、「節酒」と「ダイエット」「エクササイズ」を続けていきます。
40日ぶりに呑んだスパークリングワインは、「五臓六腑に沁みわたるぇ~」という味でした。しみじみ。
・・・長文御免。内容がないよう~。3連休(私は)に免じて、お許しを♪