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ソフトウェア製品開発現場の視点

福岡地下鉄ではトンネルの中でも携帯電話が使える

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先週、博多駅から福岡空港まで福岡地下鉄に乗った。乗っている間に iPhone でインターネットにアクセスしてフライトの情報を調べておこうと思ったが、博多駅から福岡空港までは地下を走る区間である。地下鉄が博多駅を発車したときに、そのことに気がついたので、東京の地下鉄に乗っているときにやるように、iPhone の電波強度表示と 3G の表示が消えるのを、ぼんやりと眺めていたところ、いつまで経っても電波強度の表示が消えないことに気づいた。iPhone ではときどき、表示が消えるのが遅れることがあるけれども、さすがに次の駅に着くまでには消える。しかし、福岡地下鉄ではとうとう次の東比恵駅に着くまで、電波強度表示は消えなかった。

これは、「もしかしたら」と思って、東比恵駅を出てから福岡空港駅に着くまで、フライト情報にアクセスしてみたら問題なくつながり、空港に着く前にフライト情報を知ることができた。これは便利である。東京の常識で、地下鉄のトンネル内では電波が届かないとあきらめていたが、少なくとも技術的にはできるらしいということがわかった。

地下鉄の車内では、マナーという理由で通話は禁止されているが、メール送信やインターネットアクセスは、優先席以外では問題ないはずである。それならば、各携帯電話会社が競って、福岡と同様のサービスを始めてくれるとうれしい。と、思ってインターネットを調べていたら、昨年小暮祐一氏が以下のブログの中で、福岡地下鉄での携帯電話サービスについて書かれているのを発見した。

ケータイの車内利用について考える

携帯電話のマナーについては、私鉄各社が統一したメッセージをだしており、どこでも公共交通機関に乗車中の通話は禁止されていると考えがちであるが、一部柔軟に対応する交通機関も出てきている。その一例は、地方の空港から市内へ向かうバスである。地方の空港連絡バスは、飛行機の到着に合わせて運行されていて、飛行機が到着するとすぐに出発することが多いので、急かされるようにチケットを買ってバスに乗ってしまうことが多い。知人が迎えにきてくれることになっているときなど、最も電話で連絡したい場面である。そのような状況でも、これまでは杓子定規に「通話禁止」の案内がされていたため携帯電話の持ち腐れになっていたが、最近「通話はマナーを考えて最低限にお願いします」というような案内をするバスがある。その案内放送の後、迎えにきてくれる家族や知人に電話を始める人がいると、「禁止」の案内でなくて良かったと思う。

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