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ソフトウェア製品開発現場の視点

鹿児島大学訪問

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リアルコムのアメリカ子会社の Realcom Technology にいるエンジニアが、鹿児島大学の学生のシリコンバレーツアーに参加していた方々と知り合ったのが縁で、リアルコムのことをもっと知っていただくために、鹿児島大学を訪問して説明会を開いた。同じ九州にあって知り合いのいる大分大学、九州大学も一緒に訪問して来た。(大分大学訪問に関しては、アセンディアの酒井さんのブログ (http://blogs.itmedia.co.jp/ascendia/) にも書かれています。)

鹿児島にいくのは久しぶりだったが、飛行機で羽田から1時間半程度なのでたいしたことはない。九州はどこでも同じような時間で着く。ただ、九州の空港は福岡以外は主要都市から遠いのが難点。それでも鹿児島空港から鹿児島市内まではバスで40分ほどだったからまだ良いほうだ。

シリコンバレーツアーに参加したメンバーが中心になって情報系の学生に声をかけてもらった結果、予想を上回る30名ほどの参加があり、時間がかなり超過したにも関わらず多くの学生の方々といろいろな話をすることができたのは、非常に良かった。ソフトウェアの製品開発というものをより正しく理解していただく機会になったのであれば、幸いである。

同じ九州内でも特殊な方言が多いなど、鹿児島は九州のなかでも独特の文化を持っていると以前から思っていたが、西郷隆盛などの先入観もあるが、九州の他の地域に比べて変革の気質が強いという印象を持っていた。沖縄を除くと日本の最南端で、長崎と共に外国の文化が最初に入ってきていた場所ということも、こういった気質に影響を与えているのだと思う。一部の学生の方が、「鹿児島は情報が少ない」と話していたし、実際に東京にいるよりも入ってくる情報量は少ないに違いがないが、情報技術や交通の発達によって、情報量の格差は克服できるものになってきている。同じ情報を持ったとき、新しいものは鹿児島のような場所から出てくるように思えた。

今回会った学生の何人かは将来ソフトウェア製品開発に携わってシリコンバレーなど世界各地のソフトウェア開発の中心地で働くようになって欲しい。その時にもし一緒に仕事ができるようなことになれば、さらにうれしい。

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