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ソフトウェア製品開発現場の視点

ソフトウェアエンジニアがいない

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ソフトウェアエンジニアがいないといっても、ソフトウェアエンジニア全体の数が少なくなっているのではなくて、特定の技術をもったエンジニアが少なくなっているということである。

最近、エンジニアの採用をしたり、社外の人たちと話をしたりしていて、C言語の経験があるエンジニアが急激に少なくなってきていると感じている。最近のエンジニアのほとんどは Java 言語系であるが、その他にも各種 script 系の言語を使うエンジニアも増えてきている。

かつてアプリケーション開発は COBOL などの言語が中心であったが、C 言語の広まりによってアプリケーションの開発にまで幅広く C 言語が使われるようになった。もともと、C 言語は、システム記述言語と呼ばれていてアセンブリ言語の置き換えとして開発されたが、アプリケーションの開発にまで C 言語が使われてきたことによる生産性の低下の弊害は出ていたのだろうと思う。そこに出てきた Java 言語は、C 言語によって低下した生産性を大きく向上させることに貢献していると思う。

ところが、今度は C 言語を使える技術者が極端に減ってきているため、C 言語を使うことが適したソフトウェアの開発に支障が出ている。2000年問題のときは COBOL 言語を使えるエンジニアが少なくて困ったという話を聞いていたが、今度同様なケースが出たら、C 言語を使えるエンジニアがいなくて困るであろう。

エンジニアの不足は、新しい製品を開発するときの環境選定にも影響している。将来のメインテナンスを考えると、C を選択するのが難しくなっている。

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