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ソフトウェア製品開発現場の視点

Usability Test Lab

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Lotusphere の会場に、Usability Test Lab というのがあったので、顔を出してみた。そこでは、Hannover の usability test をしているということだったので、テストに参加させてもらった。

Massachusetts 州 Westford にある Lotus Notes / Workplace の開発拠点には、立派な usability test のための設備があったが、今回の会場にはもちろんそんな設備はないので、インタビュー形式で行われていた。Hannover では、検索のユーザインタフェースを帰るということで、テストはそこに重点が置かれていた。実際の製品もプロトタイプもないので、PowerPoint のプレゼンテーションで Hannover で計画している画面を見せられながら、意見を求められた。コメントは全てノートに記録されていた。

Hannover では、複数の View にまたがった検索を計画しているということで、メール、カレンダー、アドレス帳などの情報を同時に検索したり、View を選択して検索したりする機能の使い勝手を主にインタビューされた。一つの検索入力フィールドで、複数の情報を同時に検索する機能を提供した場合、実際自分が検索しているのがどの範囲なのかをフィードバックすることが難しい。Hannover でも同様の問題を感じているようで、検索範囲を示すアイコンなどを検索フィールドの横に配置するなど工夫をしていたが、まだ直感的なインタフェースとは言えず、最適な解が見つかるまでにはもう少し時間がかかると感じた。

コンタクトと呼ばれるアドレス帳の機能では、人の名前を選ぶために手帳についているような A から Z までのタブをイメージしたインタフェースが用意されていた。このインタフェースは Notes にもあるが、日本語だと「あ」「か」「さ」「た」「な」というタブをつける機能が必要であるように、言語に非常に依存した機能のため、一般化は難しい。言語ごとのインタフェースを用意しておいて、ユーザごとに切り替えるなどの工夫が必要だと思うが、最初のバージョンでの実現は難しいと思う。

このような地道な Usability Test は製品開発において重要な意味を持つ。Lotusphere は幅広い意見を求めるという意味では、適した場所だと思う。この結果を製品にフィードバックさせて、より良い製品を作っていって欲しい。

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