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長いIT産業の経験の甲斐も無く、成長の無いIT音痴の思いこみと勘違いのなんでもコラム

しっかりしろ!Lenovo社・ThinkPadは大丈夫か?!(・_・、)

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自分には使いこなせなかったSONY社のType-U UX50をヤフオクで売ってから、いろいろ悩んだ末、またしてもThinkPad X60sを買ってしまった。IBMダイレクトからの通販だ。ドッキングステーションや、DVDドライブ、予備電池やなんやかんやを買ってしまったら、結局25万円を超えてしまった。手持ち資金が底を尽きそうだったので、昨年買ったX41 Tabletもヤフオクで売ってしまった。結局、大きな回り道をして、UX50とX41 Tabletの2台を始末して、X60sを買ったことになる。それは、衝動買いが生まれつきの悪癖で、同時に自分の選択眼のなさだからしょうがないと思っている。しかし、今回は我慢できないことがある。今回も、読者のお叱りを覚悟で、、、

ThinkPadといえば、普通、何を想像するだろうか?。何はさておき筆者は「黒」「ブラック」「BLACK」だと思う。思い入れの強い筆者の馬鹿さ加減がそうさせるのかもしれないが、昔、ThinkPadの販売促進半分、個人の趣味半分で、アスキー社のE編集長と一緒に、「THINK BLACK」、邦文名「黒の図鑑」というのを一緒に作った。ThinkPadを最初に世に出すときに、何色にするか多くの紆余曲折があったが、やはり、両極端の白か黒だろう、、ということになり、既に市場に複数存在していた白を避けて「黒」になった。Img_2034_1

いくら企画者や設計者が信念を持っていても、市場の要求には勝てないことがある。なぜか、その当時、「市場のメジャーな要求は黒以外である」と、営業に強く迫られ、「ひょっとしたら、そうかも、、」と感じてしまった企画者達が残念ながら「黒」以外のThinkPadを市場に出してしまった。いろいろあったが、結局、そのモデルはThinkPadを心から愛してくれるユーザの大ブーイングに遭い、極めて短命で終わった。それからも分かる様に、ThinkPadは「黒」で世間やユーザが納得するプロダクトとなった。

ところが、今年、早々と10月号として販売された「Real Design」の黒特集「黒しか選ばない」という雑誌には、一般記事や写真として、全くThinkPadが取り上げられていない。「冗談だろう!?」(・_・、)と思った筆者は、もちろん即刻、本を購入して、内容を端から端まで穴の開くほど見て、やっとユーザ事例で掲載されている寂しいページを見つけた。雑誌の表紙は、黒で特徴のある、IWCの腕時計や、マッキントッシュのパワーアンプ、ライカのカメラ等と並んで、なんとアップルのMacBookのブラックが掲載されている。確かに、書籍の編集員がMacのファンなのかもしれないし、もちろんMacBookは良いPCだ。しかし、ここは絶対にThinkPadが場所を空けてはいけなかったはずだ。

黒で無機質、素っ気ないただの工業製品であるCoolで機能美が売り物だけの黒いThinkPadを買い続けている人たちや、初めは疑問を持ちながらも、なぜか黒いThinkPadに惹かれて買ってしまった新しいユーザや、次はThinkPadを買おうと心に決めている、仕事も出来るチャーミングなお姉さんの気持ちをぐらつかせては駄目だったはずだ。何十年かかったブランドでも、ほんのちょっとしたことで「ブランドの大儀」は崩れる可能性はあるのだ。しっかりしろ!。たとえ企業の入札で100台のThinkPad案件は負けても、この表紙はThinkPadで獲らなくてはならなかったはずだLenovoは大丈夫か?!

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