SI再生に向けた取り組み
『このイベントは、SI産業の再生に少しでも関心ある人が、それをきっかけに交流し、SI産業の未来を肴に単純に飲みあかそうという会です』
というスタートからはじめさせていただきました拙著(斎藤昌義共著)「システムインテグレーション再生の戦略」出版記念イベントを3月2日に行いました。
80名ほどの業界関係者が集まり、趣旨の通り、多くの名刺交換が行われ、それぞれSI業界の様々な課題を肴に楽しそうにディスカッションがおこなわれていました。
斎藤昌義さんの前作である、「システムインテグレーション崩壊」が出版された際に、ちょうど、MBA取得のため大学院で自分の業界を詳細に分析していたため、出版と同時に購入しすぐさま読みました。そしてその感想を斉藤昌義さんにぶつけました。
『分析による裏付けがない。これでは、対策の打ちようがない』
そうすると回答はこうでした。
『それだったら一緒に書こう!』
それがきっかけで書きはじめました。
書きはじめの頃には、すでに出版記念イベントを行い二人並んで登壇できると楽しいですよねと言っていたのを覚えています。
本書を各過程で、様々なことを学びました。私は、大手SIerでクラウドのサービス企画を従事していてSI産業を調べれば調べるほど、構造的に難しい業界だということが分かってきているところでした。そんな中本を書きながら、様々なSI企業の方とお話ししていくうちに、「様々な手法があり、うまくいく方法があるかもしれない」と思えるようになってきました。
当日のイベントでも多くの方にLT(ライトニングトーク)をしていただき、今までの延長にない新しい取り組みを発表いただきました。
このイベントで、将来の新たなSI産業の在り方を共有し、その在り方に対してチャレンジし続ける情熱を持った皆さんとつながり合うことが何よりだと思っています。
産業は、所詮人が作っているものにすぎません。とすれば、変えようと思う人間が集まれば、変わっていくはずです。
そのような変わるきっかけが、本書を通して提供できればと思っています。そして今後もSI産業の変革の種を生む役割を果たしていければと思っています。
「SIビジネスの再生のシナリオをどう描けば良いのか」
これまでと同じやり方では、収益を維持・拡大することは難しくなるでしょう。しかし、工夫次第では、SIを魅力的なビジネスに再生させることができます。
その戦略とシナリオを一冊の本にまとめました。
「システムインテグレーション再生の戦略」
- 歴史的事実や数字的裏付けに基づき現状を整理し、その具体的な対策を示すこと。
- 身の丈に合った事例を紹介し、具体的なビジネスのイメージを描きやすくすること。
- 新規事業を立ち上げるための課題や成功させるための実践的なノウハウを解説すること。
また、本書に掲載している全60枚の図表は、ロイヤリティ・フリーのパワーポイントでダウンロードできます。経営会議や企画書の資料として、ご使用下さい。
こんな方に読んでいただきたい内容です。
SIビジネスに関わる方々で、
- 経営者や管理者、事業責任者
- 新規事業開発の責任者や担当者
- お客様に新たな提案を仕掛けようとしている営業
- 人材育成の責任者や担当者
- 新しいビジネスのマーケティングやプロモーション関係者
- プロジェクトのリーダーやマネージャー
- 経営戦略や事業戦略を学んでいる方