シチズンデベロッパーのうねりがSIerを駆逐する!?
今後は、ユーザーが自ら業務に必要なアプリケーションを開発する「シチズンデベロッパー(一般人開発者)」が拡大しつつあります。
シチズンデベロッパーが台頭してくるとSIの形も大きく影響を受けるでしょう。
シチズンデベロッパーとは、一般開発者と呼ばれ、IT企業や事業会社の情報システム部のエンジニアではなく、一般の事業者の業務部門でプログラミングができる開発者のことです。
最近では、シチズンデベロッパーを支援するツールとして、グラフィカルな操作画面を使って直感的にアプリケーションを開発できるクラウドサービスや、業務要件を記述してゆくことでアプリケーションプログラムを生成してくれるツールが登場しています。また、プログラミング言語もRailsなどに代表されるフレームワークも進化してきています。これらの分野はすでに「ローコードプラットフォーム」として確立されつつあります。
新たな業務ニーズに即応しなければならない場合、従来型の開発に頼る情報システム部門に依頼しても「時間がかかりすぎる」と不満をこぼすことは少なくありません。そのような需要に、高い開発生産性を誇るツールを駆使し、ユーザーが短期間でアプリケーションを開発しようことは今後どんどん増えてゆくでしょう。
ただ、そのようなツールを使いこなすには、最初の学習と経験の蓄積が欠かせません。
その昔は、企業の中でプログラミングができる人間は、ごく数人しかいないのが通常でした、しかし現在は様々な教育機会のチャンスがあります。
そんなシチズンデベロッパーを対象にした、こんな教育サービスもあります。
このサービスは、力が身につくまでサポートすることが特徴で、卒業するまでに、自分自身が作りたいアプリケーションを作成したり、実際のエンジニアが行う仕事をこなしたりします。卒業する頃には、自分でプロトタイプが作ることができ、実際のエンジニアの職場に参加できる力が身につきます。しかも卒業までの期間で料金が変わることはありません。
授業の参加者は、就職前にプログラミングぐらい身につけようと思う学生や、事業会社で新たなサービス担当する企画の人、起業を目指す人など、様々です。
今後は、ユーザー企業で簡単なアプリケーションは開発できるでしょう。そうなるとますます、複雑なシステムにITベンダーが集中して、レッドオーシャンになるのは必至です。
市場が縮小する中でどのように戦っていくか、はたまた、市場を変えるかを考えなければならなくなるでしょう。
「SIビジネスの再生のシナリオをどう描けば良いのか」
これまでと同じやり方では、収益を維持・拡大することは難しくなるでしょう。しかし、工夫次第では、SIを魅力的なビジネスに再生させることができます。
その戦略とシナリオを一冊の本にまとめました。
「システムインテグレーション再生の戦略」
- 歴史的事実や数字的裏付けに基づき現状を整理し、その具体的な対策を示すこと。
- 身の丈に合った事例を紹介し、具体的なビジネスのイメージを描きやすくすること。
- 新規事業を立ち上げるための課題や成功させるための実践的なノウハウを解説すること。
また、本書に掲載している全60枚の図表は、ロイヤリティ・フリーのパワーポイントでダウンロードできます。経営会議や企画書の資料として、ご使用下さい。
こんな方に読んでいただきたい内容です。
SIビジネスに関わる方々で、
- 経営者や管理者、事業責任者
- 新規事業開発の責任者や担当者
- お客様に新たな提案を仕掛けようとしている営業
- 人材育成の責任者や担当者
- 新しいビジネスのマーケティングやプロモーション関係者
- プロジェクトのリーダーやマネージャー
- 経営戦略や事業戦略を学んでいる方