和製漢語がなければ、中国の正式な国名も変わるかもしれない
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ご周知の通り、日本の漢字は中国から伝えられたものです。漢字の伝来は紀元前3世紀まで遡る可能性が高いといわれています。
しかし、近代以後、日本で生まれた和製漢語を逆に中国に輸出するケースも沢山ありました。このような和製漢語が現代中国語に対する影響はほとんど宣伝されていないため、中国でも日本でもあまり知られていないようです。
面白いエピソードがあります。
「中国革命の父」、「国父」と呼ばれる中国人政治家・革命家の孫文が反清独立を目指し、武装蜂起を起こした初期は、自分たちの革命活動を「造反」と表現しました。ある日、孫文は、部下が読んでいる日本の新聞に自分のことを「革命党孫文」と書かれてあるのを見て、その表現に感銘を受けました。それから、自分たちの活動を「造反」ではなく、「革命」と言わせるようになりました。
また、ご存じないかもしれませんが、中国正式な国名の「中華人民共和国」の中に、「人民」と「共和国」も和製漢語であります。さらに、「共産党」、「 共産主義」、「 社会主義」などの単語は、すべてmade in Japanと言ったら、日本人だけではなく、当たり前に使っている普通の中国人もびっくりするでしょう。
日本から中国に輸出した和製漢語は約1000単語ぐらいと言われています。少ないと思われるかもしれませんが、その1000単語は中国人の日常生活にすでに欠かせない存在でもあり、頻繁に使われている語彙でもあります。
例えば、一部の実例を挙げてみましょう。
人権、特権、哲学、歴史、民族、国家、宗教、解放、芸術、医学、方法、法律、教授、闘争、経済、市場、活動、化学、科学などなど枚挙にいとまがないのです。
特に、近年では、日本のアニメやドラマやゲームなどが中国若者の間に流行っているので、大量な新しい和製漢語がいつの間に新聞、テレビ番組などメディアに使われるようになりました。
その中に、最も若者に使われた新和製漢語のベスト5をご紹介しましょう。
萌
宅男/宅女 (オタクのこと)
人气(人気)
达人(達人)
史上
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