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ITのきらいな男がIT業界に迷い込んで創ったビジネスモデル

良いプレゼンテーションには共感が必要

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これまで、2000名を超えるプレゼンテーター(話者)の撮影現場に
立ち会いましたが、大規模なセミナーや研修会に慣れている猛者でも、
カメラの前では、勝手が違うようです。
巧みにプレゼンテーションする方の共通点は、一方的に話すのでなく、
常に相手に対して「共感」を求めていきます。
話しの反応によって、パターンを換えて、対応しているようです。
例えば、私の場合、場の状況に合わせて、3パターンほど用意しています。

1)元気で、自身に溢れた話し方で場をリードするインパクト型
2)落ち着いて、ゆっくりと諭しながら場の雰囲気を柔らかくするソフト型
3)参加者とやり取りをしながら、随所に笑いも入れ進めていく双方向型

会場あるいは会議室に入って、数名の方と対話していくうちに、
どのパターンでいこうかと、決めていきます。
当社のプレゼンテーションは、動画を多用するので、動画をみていただいている間の
お客さんの反応も、参考にしています。
そして、参加者の、左右中央、それぞれに、「共感」いただく方を
定め、その方に対して、話しかけるよう留意しています。
そうすると、プレゼンテーション全体が、自然に流れるようになります。
こちらがリラックスできるので、参加している方もリラックスできます。

さて、カメラに向かって話しをする場合、当然、そんな反応は期待できません。
特に、ライブのプレゼンテーションに慣れていればいるほど、違和感はとても
大きなものとなります。
ちょど、25メートルを無呼吸で泳ぐような感じです。
だからできる限り、話す内容を事前にシナリオに落とし込んでいただき
それをプロンプターで投影するようにしています。
カメラを、うなずかせる訳にはいきませんが、立ち会うカメラマンやディレクターは
話にあわせて、自然にうなずいているようです。
「共感」の空気作りができたとき、良いプレゼンテーション映像が撮れます。
Photo

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