Dropbox Problem
前回、まったく仕事と関係ないことをえらい長く書いてしまったので、今日はちょっと真面目な話を、ちょっと短めに! 短めに!
タイトルに書きましたが Dropbox Problem って言葉をご存じでしょうか。うちの CTO が弊社の製品を説明するときにたまに出していた単語なのですが、実際にそういう言葉として存在するようです。ちゃんと調べたことがなかったので改めていろいろ検索してみましたが、日本語としては輸入されていない、程度の温度感の言葉のようですね。
でもそれって日本でまだそこまで「問題」として認識されてないだけで実際はあるんじゃないかと疑ってます。 Dropbox を業務に使ってしまっている人ってけっこう多いような気がしませんか。
問題の本質というのは非常に単純な話です。それって業務で使うファイルのハズですけど、外のサーバに預けちゃって良いんでしたっけ? というやつ。つい最近、共有リンクがもれるという話題もありましたが、あれはファイルをURLで共有する仕組みでURLが漏れてしまうという、ファイルの共有に起因する問題でした。それはそれで大事な話なのですが、それ以前の話として、そもそもファイルをそこに置いて良いのかという話があるわけです。
アメリカのパトリオット法の話もあります。アメリカではテロ対策として、政府の判断でデータにまで立ち入って差し押さえられる可能性がある、というやつ。いわゆるクラウド環境においてであれば、日本リージョンであれば大丈夫なのかとかいろいろ話はありますが、クラウドストレージがリージョンを意識した展開をしてるようには見えませんし、実際に使われたときは対象になるのはまちがいないですね(それでどんな不利益があるのかと言われるとよく分かりませんが)
弊社がオープンソースで開発している CmisSync は自社内にあるサーバとローカルを同期することでそれを回避できますよ、ということを売りにしています。問題として認識されてなかったとしても問題がないわけじゃないのでこのへんは訴えていければなーと思っています。
というわけで、いや、というわけでもないのですが、来週、沖縄でセミナーとOSCへの参加をしてきます。よろしくお願いします。
5月23日(金) 13:00~17:00
宜野湾ベイサイド情報センター 2階プレゼンテーションルーム
Alfrescoを使った大学向けのソリューションをご紹介します。
5月24日(土) 10:00~17:00
OSSコンソーシアムのBA部会のブースとして出展します!