TOEIC研修の実況中継! ~文法問題、取りこぼしの実情とは?
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現在担任をしているクラスの受講生が解答したプレイスメントテストの結果に、共通した傾向がありました。ほぼ全員が、リーディング、リスニング、文法の順によい成績をとっている。逆に言うと、実は文法問題で十分に点が取れていないことが明らかになったのです。
特にTOEICの文法問題(Part V)では、かつて受験勉強で教わったような「英文法がわかっているか」が問われることは少ないです。実際のビジネス文書の中で「運用できるか」どうかがテストされると考えましょう。
英語の文法には、例外がたくさんあります。原則はあるんだけれど、場合によって、動詞の形が変わる、前置詞のとり方が変わるといったケースが多いのです。これは、一つひとつ覚えていくしかありません。
TOEICには、ルールさえ分かれば解ける「並べ替え問題」のような出題形式はもともとありませんし、文法的な誤りを探す「誤文訂正問題」がなくなったことで、ますます運用力重視、文法・語彙の複合力重視という傾向が強まったと言えると思います。
やみくもに覚えたのでは効率が上がりませんから、目標スコアに応じた文法学習ができる教材を用意するとよいでしょう。文法問題であれば、1問20秒、30秒という短時間で解くのがコツ。通勤などの移動時間に勉強するにもピッタリです。
私は、本にはかわいそうですが、問題集を切り抜いて、手帳にはさんで持ち歩いています。
毎日少しずつ、知らなかった単語の用法を覚えてモノにしていきましょう。
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