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更新性と迅速な反映は電子書籍のメリット

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少々エントリーが遅くなりましたが、年末年始に何をやろうかと考えていたとき、趣味でiOSのアプリケーションの作り方でもマスターしてみようかと思いついていました。

Macの開発環境のXcodeの場合、バージョンが変わるとインターフェースが変わる事が多く、以前のバージョンに対応したXcodeの解説書だと実際の画面と異なってしまうため、進めなくなる事があります。そこで最新版のXcode(現在だとVer.4.2.1)に対応した書籍を探してみたのですが、書店やAmazonでは該当するものがなく、いろいろと検索したところ、下記の電子書籍が対応していることがわかりました。実際にはすこし古いバージョン(Ver.4.2)なのですが、マイナー番号の違いでしかないだろうと言うことで購入しました。電子書籍として2000円は少々高いような気もしますが、紙の書籍と比べるとむしろ割安感を感じます。目次やサンプルページを見る限り紙の書籍と同様のクオリティにも思えるので問題ないと判断しました。

iOSの教科書

この電子書籍。著者の方のWebページを見ると最初の出版の後、そのあとXcodeのバージョンアップに合わせて改版を続けているとのことです。すでに購入した人も無償で再ダウンロードできるということ。Xcodeの様にインターフェースが変わってしまうようなアプリケーションの解説本を必要とする読者にとってはとてもありがたい事だと思います。また、執筆後早いタイミングで公開できるのも電子書籍ならではのメリットだと思いました。(ただし、すべてのバージョンに対応することを著者の方が約束しているわけではありません。)

著者の方のWebページ:iosbook.net

ということは、IT系で製品解説の書籍を出すときに、たとえばベータ版の段階でいったん公開し、その後製品が出たら改訂版を出すということができそうです。どこまで製品のアップデートに対応するかは企画次第ではありますが、ある意味ソフトウェアのバグフィックス、アップデートの様な展開が書籍でも実現できると思いました。

電子書籍というとスマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスでの閲覧が注目されていますが、低コスト、電子フォーマットの特徴の展開に感心した次第です。

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