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教育用途だけにはとどまらないと思うAppleの新アプリケーション

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Appleから電子書籍関連の発表がありました。

Mac用には電子書籍作成アプリのiBooks Author、iPad, iPhoneといったiOS用には電子書籍ビューアーのiBooks2、それに大学の授業が受けられるiTunes Uです。

iBooks2とiTunes Uは利用できるコンテンツが拡充されたようですね。ためしに手元のiPadでiBooks2をにアップデートし、「Life on Earth」という無料の書籍を見てみようとしたところ、iOS5が必要だということで利用できませんでした。コンテンツがOSを選ぶようです。さっそくiPadのアップデートが必要です。

iBooks AuthorはMac用のアプリケーションということですので、後程インストールしてみようと思います。ビデオを見ると、単なる電子書籍作成ツールにとどまらない豊富な機能があるようです。電子書籍のフォーマットの1つであるepubにはエクスポートできなさそうなのが残念に思いました。

ブログ等の反応を見ると、教科書としての活用が注目されていますね。確かに1冊15ドル程度で手に入る教科書に加え、講義の内容を閲覧できるのは魅力的です。興味のあるカリキュラムがあるなら、このためだけにiPadを持ってもいいと思えるくらい。入学試験も受けずにいきなり講義を受けることができるなんて世界が変わると思います。

私が一番興味を持ったのはiBooks Author。iWorks、特にKeynoteを使っていた人はすぐに使えそうです。また教科書だけではなく、その他のカテゴリの電子書籍の作成にも使えるのではないかと思います。個人的な利用用途として、たとえば旅行でとった写真やビデオを組み合わせてアルバム化していたものを、電子書籍としてまとめるのは楽しそうです。写真中心でも、文章中心でまとめてもよさそうですね。ブログだと長い内容を書きづらいので複数のエントリーに分けてしまうことが多いですが、電子書籍なら全体をまとめることもできるので楽しそうです。

1点残念だったのはPC用の電子書籍ビューアーがなかったこと。iPhone, iPadはビューアーとして優れていますが、同じコンテンツをPCでもみる環境がほしいと思います。

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