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モバイルシフトとソーシャル化によって変化するネットの世界を、読者と一緒に探検するBlogです。

神原さん@News2Uから書評をいただきました。

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新刊書への書評を神原さん@News2Uからいただきました から引用

最近こっそり出した本(僕にとっては記念すべき10冊目)ニューズ・ツー・ユーの神原さんから、書評をいただいたm(_ _)m。

ちなみに、タイトルや帯、デザイン等は僕が決めたものではなく、出版社のアイデアです。僕が直接考えた署名は、『Web2.0Book』『ビジネスブログブック』だけです。


小川浩さんの新著「フィードがグーグルの世界制覇を阻止する!」 から引用

modiphi の小川さんの新著「フィードがグーグルの世界制覇を阻止する―ウェブからリアルへの逆流が始まった 」をご本人からメッセージ入りでいただいた。ありがとうございます!

刺激的なタイトルだが、内容はとてもわかりやすい。
Web2.0エバンジェリストの小川さんが、グーグル一人勝ちのweb2.0以降について、小川さんお得意のわかりやすい事例を交えて解説している。

小川さんは、web2.0の次は、「フィード」だと提唱している。
かつてfeedpathで、そして現在はmodiphi という新しいモデルを自ら提供することで、「フィード」の世界の可能性を啓蒙していく活動は、web2.0ブームの初期を思い出させる。

彼が提唱している「フィード」の世界は、「ウェブという巨大なデータベース」に対して「更新情報の通知メディア」として解説。インターネットのそもそもの特性は、「速さ」だったと指摘していることを考えると、「フィード」の持つ特性は、まさにweb2.0の次を予感させる。
「フィード」の普及によって、ポータルサイトなどのページビューが減少する。それによって「ページランク」によるグーグルの検索およびその広告モデルの崩壊を予告する。同時に鍵となるのは新しい概念での「検索」だが、それについては彼自身も「ブレイクスルーが必要」と指摘するにとどまっている。
一方で、インターネットの世界では、そのビジネスモデルの構築に苦戦していた新聞社が「フィード」を活用することで復活すると指摘している。

とはいえ、まだ見ぬ「フィード」の世界について、これだけはっきりと語った本は「フィードがグーグルの世界制覇を阻止する 」が初めてだろう。
小川さんの描く「フィード」の世界が、いつ実現するのか。それは、案外早いスピードで到来するのかもしれない。そのスピードも含めて、今後の活動に注目している。

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