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モバイルシフトとソーシャル化によって変化するネットの世界を、読者と一緒に探検するBlogです。

Web2.0とスタバ

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今のオフィスのビルの1Fにはスターバックスがある。オフィス内のコーヒーベンダーの70円/杯のコーヒーでいつもは我慢しているが、それでもちょくちょくスタバには行く。

ご承知の通り、スタバではコーヒーをいろいろカスタマイズできるので、冬から春にかけてはラテを無脂肪ミルクで作ってもらい、追加のエスプレッソショットを入れてもらっていたのだが、最近店員さんに顔を覚えられて、いつ行っても「ラテ、ショート、ノンファ(Non-fat)、ショット追加ですね」とニコニコされるようになった。季節が変わり、暑いのでたまにはアイスとか、あるいは普通のコーヒーにしようかと思うこともたびたびあるのだが、ニコニコされるとつい、「はい、そうです」とこちらも思いきり笑顔を作ってしまう。しかも、同じように接してくれる店員さんがなぜか増えている(^^;)。
スタバのスタッフの方々は若くてかわいらしい女性が多いし、そういうふうに親切にされることは嬉しくもあり快適なことでもあるのだが、たまに冷たいモノも飲みたいな、という希望はかなえられなくなってしまっていることが代償だ。
(同じように、大好きで行きつけの銀座ナイルというカレー屋さんでも、いつ行ってもほぼ同じ「マトンカレー+スープ+インドビールね」、というオーダーに決まってしまっている)

GoogleやAmazonを使っていると、だんだんと使い勝手が良くなって、いろいろと親切なサービスを与えてくれる。これは非常に快適だし、効率も良くて便利である。
しかし、同時に、僕の好みや行動方式を徐々にだが自動的にデジタライズして、Web上にプールされていくという多少の怖さは拭いきれない。また、選択肢が自動的に提示されることで、自分の意思決定が左右されて、かえって不自由なこともあるのである。
KDDIは、ケータイに人生すべてのログを記録してくれるというサービスを検討しているというし、この傾向はどんどん進む一方だ。

スタバの店員さんの笑顔は爽やかだし、Googleのサービスは便利だが、そうしたメリットは、多少の不自由やプライバシーを提供しながら得られるものなのである。


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