西和彦さんの指摘。
日経産業新聞に、元アスキー(という紹介はあまりに古いかな)の西さんのコメントが掲載されていた。何についてのコメントかというと、Web2.0におけるイケテル企業とイケテナイ企業について、である。
西さんのコメントをかいつまんでみると、「IBMやMicrosoftはテクノロジー企業だけど面白くない。GoogleやAppleはテクノロジー企業であり面白い企業。楽天やライブドアはテクノロジー企業でもなく、面白くもない」といった感じ。言い得て妙だ。(僕が言ったんじゃない(^^;))
まあ、MSについて言えば、この10年間で初めて、敗北の予感を多くのヒトの胸によぎらせるような苦境にある。逆にそういう状況で、かえってなりふり構わず暴れられるのがMSの本能のようなものだから、少し期待するところがあるのだけど・・・。
面白い、という表現は、つまり将来においても、もっととんでもないことをやってくれそうだ!という期待を持っているということだ。
株価が上がる企業は、業績+面白さ|期待感、が必要である。ITバブル時には後者はあるが、業績が付いてこない企業がどんどんIPOして興ざめすることになったが、今ではGoogleというリヴァイアサンが闊歩していることによって、バブルぽさに多少のリアリティが加わっているのだ。
何度も言うのだけど、Googleが示したゲームのルールは単純で、Web2.0環境で生き残るためのルールも単純である。ただ、それにひたすら準じるためには、それなりの覚悟と犠牲が必要なのである。
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