オルタナティブ・ブログ > 熊谷修司の最高のチームを創る >

組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

サッカーW杯 日本代表の負け方

»

2026年サッカーワールドカップ、日本代表は優勝を目指したが決勝トーナメントでブラジルに敗れ大会を終えた。

試合後、選手たちは「個の力の差」に言及したが、それだけだったのだろうか。

ここでは今回の「負け方」を検証したい。

私が取り上げたいのは「メンバー構成」が適切であったか、ということ。遠藤選手が離脱したことで本職のボランチは3人になり、追加召集されたのがFWの選手。予選リーグを突破し目標とする決勝までのゲーム数を考えると(またはケガ)三人のボランチでは途中で疲弊しプレーの質が下がってしまうのは時間の問題。

監督スタッフで追加メンバーを誰にするか検討したのだろうが、この決定には疑問が残る。「誰を選ぶか」という問題ではなく「どのポジションを選ぶか」という問題。

野球に例えるなら、内野手が離脱し外野手が補強された、というなんとも理解しがたいメンバー構成になってしまった。

この段階で私は周囲に「どこかの段階でメンバー構成が原因で負ける」と予言していた。

それはボランチが連戦の疲労やケガなどで3人ではまかないきれない状況が来たとき、という意味だった。

ブラジル戦は誰が出ても負けたのかもしれない。しかしながら、最高の準備をして負けたのかどうか。そこが問題。選手たちが負けの原因を「個」にすることで、この問題にあえて言及しないのかもしれない。確かに選手たちは不自然なメンバー構成にもかかわらず、全力を尽くした。選手たちは「これはおかしい」と思っても言えないだろう。

大会中に体調不良でコンディションを崩した選手は「使えない」「使わない」と判断するのも本手。

この負け方に選手たちには「納得感」があったのだろうか。「個の差」は別として。

Comment(0)