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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

交通違反をするとカメラが顔認識してSMSで警告を送ってくる上海

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おはようございます。

今朝も上海から朝メ。日曜日から一転、昨日は軽く雨の降る寒い一日でした。

===ほぼ毎朝エッセー===

□□どんどん変化する上海

2年ぶりでしょうか、久々に上海に来ました。

飛行場からタクシーに乗りました。高速に入り、なんとなく違和感を覚えたのです。周りの車がとても静かなのです。タクシーが車線変更で別車線に割り込んでも、ちゃんと譲ってもらえていて、クラクションがほとんど鳴りません。平日の東京でのジェントルな運転のようです。

街に入り、右折する際(中国は左ハンドルなので、日本での左折に相当)、なんとタクシーが、歩行者が渡るのをきっちり待ったのです。驚きました。従来は、歩行者などお構いなくずんずん進んでいた乱暴な運転が多かったタクシーが、ジェントルに激変していたのです。そういえばタクシーも従来はボロボロでしたが、なんとなくきれいに高級になっています。

右折してホテルに入ろうとする際にも、どんどんと自転車が右側を優先顔でずんずんすり抜けていきます。タクシーは根気よく自転車の通過を待ったのちに曲がりました。逆に内心、自転車のほうに「もっと遠慮しろよ」と思うくらいでした。

その疑問を食事の話題で現地の人たちと話しました。すると、そんなものではない、という例をいくつか挙げてくれました。

今や2千万台のカメラが上海中に設置されているそうです。人一人に一台です。高速を走っているとしょっちゅうフラッシュが光っています。そして、そのカメラは、走行中の車のナンバーだけでなく、運転手の顔まで認識しているそうです。だから違反をするとすぐに連絡が来ます。

その人も先日経験したようです。駐車をしてはいけないところに駐車をしたそうです。するとすぐ様に顔認識されて自分のスマホにSMSで通達が来るそうです。運転手の場合は12点から減点され、さらにそれなりの罰金も課せられるそうです。

歩行者も信号をよく守っています。赤信号で渡るとやはり通達が来るそうです。ちょっと前までは実験的に配置していた、歩行者用の青信号。よく見ると、モニターとカメラがついています。信号無視して渡るとすぐ様に罰金の通達が来るようなのです。

信号の無い歩道を歩行者が渡るとします。すると見事に車が止まってくれるのです。食事をしていた2階の窓から道の様子を観察していて関心しました。自分もそのあと、試しに横断歩道を渡ってみました。車は見事に止まってくれます。

車の運転が丁寧になっている。高級車が多。歩行者がマナーを守っている。なんだかずいぶんと上品な街へと変化していたのです。

考えてみれば、シンガポールの規律の正しさも、世界的に有名な罰金制度が根っこにありますからね。誰かに見られていて、悪いことをすれば罰金がとられる。それが嫌だから、ちゃんとする。悲しいけど、人の本質なのかもしれませんね。結局人の行動を変えるためには、監視と罰則が有効だということなのでしょう。

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