「カメの甲羅に現れるひび占い」に見られる古人の知恵
おはようございます。
空はすっきり、冷え込んでいます。
===ほぼ毎朝エッセー===
女王卑弥呼の時代には、政治的決断を火にかざしたカメの甲羅に入るひびによって占っていたとか。それを聞いて「なんと原始的な」とか「出鱈目だなぁ」と思うでしょうか。自分もそうでした。ところが最近は、違ってきていることに気が付きました。
「きっかけがカメの甲羅のひびでもいいのでは?」
このように思うようになってきています。
どうやら、きっかけがどうであれ、選んで行動して得られる結果を肯定することができればそれでいいようなのです。あるいは、本気で肯定できるまで、あきらめずに行動を続けることです。
何よりも、きっかけのせいにはしないと、結構楽な生き方ができるようです。つらい生き方というのは、取り戻せない過去に戻って、今の自分を悔んだり悩んだり自己否定したりすること。そのことで体内に発生する毒物やら時間の空転やらが、実は「人生における最大の敵」だとすら思っています。
この不確実性の世の中、無限にある選択肢や事故、何が出てきても、目の前のことに悲観するのではなく「これなのね!」と受け止めて行動するのが楽です。そもそも、ここで息をして水が飲めて食べ物があって人がいて、例えば火星に一人移住したようなことを思えばここが天国のようなところかも知れませんから。
自分が大好きな映画、Forrest Gumpの大好きなセリフからどうぞ。
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My momma always said, "Life was like a box of chocolates. You never know what you're gonna get."
ママがいつも言っていたんだ「人生はチョコレートの箱みたい。何が入っているか、前にはわからないもの」
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開けてみなければわからない。きっかけは何でもいい。いや、かえって「カメの甲羅に現れるひび」くらいの出鱈目さであった方が、後腐れが無い分、割り切れていいのかも知れませんね。さすが、古人の知恵なのかも知れません。