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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

アグレッシブな人の傲慢との戦い

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おはようございます。

朝6時、玄関を出ると久々の雨の匂い。ごく軽く降っています。

===ほぼ毎朝エッセー===

仕事が順調にいく。事業が上手く拡大する。こういったときに魔の手が差し込んでくると言います。それは、心の隙間、油断している部分に入るようです。結果としては態度に傲慢さが出て、人やチャンスが離れていくのです。

「いかん、今のは調子に乗った発言だった」とか、「いまの言い方は傲慢だったな」とか、自分でも、ふと気がつくことがあり、心に隙間が生まれていることを反省することが多いです。

これは危険なサイン。そいういうときには改めて「傲慢」とは何か、ということをリストアップしてみましょう。この反対語が「謙虚」でしょう。するとリストアップされた項目を逆にすれば「謙虚」とは何かということがあぶりだされるはずです。

やってみましょう。

□傲慢な姿勢のときに発生する現象
・自分が一番だと思う
・人の意見を聞かない
・今の状況では満足しない
・アグレッシブさが外に現れる
・人に負けない
・人に上から目線の注意をする
・いらいらしている
・目上に卑屈、下とみたら傲慢
・出世するとそれがよりどころになる
・属している立派な団体や組織がよりどころ
・学歴主義
・お調子もの
・調子に乗っている
・自分の意見を通す
・人の話を聞かない
・人を羨む
・周りの人との上下関係に捉われる

これらを逆さにすると、あぶり出されてきます。

□謙虚な姿勢のときに発生する現象
・誰にも凄いところがあると思う
・人の意見を聞く
・今置かれている状況を受け入れる
・アグレッシブさは心に秘める
・自分に負けない
・人に同じ視点に立ったアドバイスをする
・落ち着いている
・人をみて態度を変えない
・出世しようが何であろうが自分は変わらない
・どこに属していようが自分は変わらない
・非学歴主義
・静か
・いい状況でもブレーキがかかっている
・人の意見を尊重する
・人の話を聞く
・人を羨まない
・周りの人と対等な関係で上下関係に捉われない

はい。「やはり…」と思いました。しっかりと魔の手に差し込まれています。このように書き出してみると、また反省点が明確になりますね。

とかく人は傲慢に流れやすいもの。特に、アグレッシブに何かを達成する意欲が強ければ、より、心の隙間に魔の手が差し込みやすいようなのです。

自分は悟りの境地にあるわけでもないわけなので、日々そういうこととの戦いをしているというのが実感です。だから、こういうリストを考えてたまに書き出しておくのです。こうでもしないと、すぐに傲慢になってしまいます。

ああ、謙虚って難しい!(笑)

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